バイクにハイオクを入れる効果は?仕様車にレギュラーは不調の原因?

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生活の中で当たり前に使われているけど、
知っているつもりで実はそう深くは知らない言葉ってありませんか?

例えば、DVDを
デジタル・ビデオ・ディスクの略だと思ってる人!
これは、
デジタル・ヴァーサタイル・ディスクが正解なんですよ。

ビデオだけじゃなく
広範囲で使われる記憶媒体であるために
そうなっているんだとか。

同じように「ハイオク」って大概知らない人はいないと思います。

「ハイオクってぐらいだから、レギュラーより濃いんじゃね」

っとしり上がりに思ってる人!

スタンドで「アメリカン」満タンとか言わないですから、濃いわけでも薄いわけでも、
おまけに言うと偉いわけでもないです。

今回はこのハイオク・レギュラー
本当のところどうなのよ。
という所をリサーチします。

ハイオクの効果とハイオク仕様車にレギュラーを混ぜたりしてもいいのか、またはその逆もOKなのか。

このあたりについて調べてまとめていきました。

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ハイオクはそんなにモーレツなのか?

ハイオク。

なんともスピード感のあるネーミングですし、クルマだったらスポーツカーでは必須のレギュレーションという印象が強いので、性能UPを予期させる言葉ですよね。

♪丸善ガソリン100ダッシュ、「あ~ン、猛烈!」

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参考元: https://www.youtube.com/watch?v=sVuyIFknwzA

これは1969年当時今はなき丸善石油の
「ダッシュ100」というハイオクガソリンのCM。

リモコンがない時代、
このCMが流れると「破廉恥な!」といって
電光石火の早業でお母さんが
テレビのスイッチを切りにすっ飛んできたもんです。

ハイオクと聞いて小川ローザを思い出す筆者も相当GGになったものです。(笑)

今どき小川ローザって言っても
ピンと来ないですよね。

当時『猛烈』という言葉が流行っていて赤塚不二夫の「モーレツあたろう」とか、

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モーレツあたろう

参考元:http://img7.doubanio.com/lpic/s3776984.jpg

とにかく仕事一本やりの会社員も
「猛烈社員」とかよく言ったものです。

今で言うなら「超」ほにゃららみたいなことで、凄いっていう最上級のイメージですかね。

小川ローザを知らない若い人向けに言うなら、
有村架純ちゃんが同じコンテでCMやったら

sa

参考元: http://livedoor.blogimg.jp/mudainodqnment-nizistar/imgs/1/a/1ae43f7d.jpg

猛烈というか「超」猛烈な
ジェット燃料になっちゃう!
かもしれませんよね。(鼻血)

そんな感じで当時のいろいろなタブーをブチ破ったいまだ伝説として語り継がれるインパクトを持つCMです。

このCMのせいばかりではないと思いますが、
昔からハイオクガソリンは猛烈なイメージが先行しています。

じゃあハイオクってそんなに猛烈に燃えるの?って思いますよね。

実はこれ全く反対なんです。

ある言い方をすれば、
燃えにくくしてあるガソリン
ということもできるんです。

ハイオクって何のためにあるの?

ハイオクには・・・

  • ノッキングの防止
  • エンジン寿命UP
  • エンジン燃焼効率UP
  • 高出力化・低燃費
  • 燃料流路や燃焼室内の洗浄・防汚効果
  • 環境性能

という主に互いに関係しあう
5つの効果が期待されます。

ノッキング防止とエンジン寿命UP

簡単に言うと、エンジンって単に燃料を燃やしてるだけじゃないですよね。

燃料を燃やす前に
必ず燃料を圧縮しているんです。

燃料をピストンがギュッと圧縮したところに、

点火プラグがドンと火をつけて爆発する
というのは教習所でも教わりますよね。

こうしてピストンが吸気→圧縮→燃焼→排気の工程で上下を繰り返すうち、

シリンダーの中に圧縮によって
できた高温部分が瞬間的に
溜まってしまうことがあります。

点火プラグの火花だけに
点火されている分には、
正常な燃焼が起きて
ピストンはまっすぐ
下へ降りることができます。

しかし、たまにできた圧縮熱の塊に引火してしまうことがあるんですよ。

そうなるとピストンがシリンダーを叩くように
斜めに下ろされてエンジンを痛めるんです。

極低速でアクセルを速めにクッと開けたとき「カリンカリンカリンッ」と金属音がするときってありませんか?

そうです、これが「ノッキング」です。

こうしてエンジンに急に力が必要な時に、
ピストンがブレてシリンダーをノックして
痛めてしまう現象を言います。

「ノッキング」で直ちにエンジンが
壊れることはまずありませんが、
エンジンの寿命を短くする原因になるのは確かです。

そこでハイオクガソリンの登場です。

簡単に言えばハイオクは
別名をアンチノックガソリンといいます。

その目的はこのノッキングを押さえるのが第一であるといってもいいでしょう。

そして、先ほど燃えにくくしたガソリン
という言い方をしました。

つまりハイオクは、しっかりと圧縮され点火されるまで中途半端な圧縮で発火しないようにしてあるわけです。

  • しっかりピストンが上死点来るまで発火しない。
  • 点火時期を遅らせている。
  • 条件を満たすまで点火しないように燃えにくくしてある。
  • 一度点火されたら最後までしっかり燃え切って排気される。

ということで「燃えにくい」
という言い方もできるわけです。

このアンチノック性能をいろいろ難しい数値で表すのが「オクタン」という値で、
ハイオクというのはこのオクタン価が高いハイ・オクタン価ガソリンだという意味です

結果としてエンジンを痛めにくく、エンジンの寿命を長くするということにもつながります。

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エンジン燃焼効率UPで馬力UP  と燃費向上も?

先述の通り、ハイオクは点火したら最後まで燃え切るといいました。

ごくごく簡単な言い方をすれば、ハイオクガソリンは
「余計なところで燃料が燃えないで必要な時にキチッ、キチッと燃焼する」
ということです。

このためにガソリン・エンジン双方の仕事率が高くなるのです。
(同じ環境でも双方の効果がより高まるということ)

このおかげでエンジン出力の出方が滑らかになり、
燃料に無駄がない分燃費にも貢献すると言われています。

しかし、ちょっとこれは完全な言い方ではないんです。

補足するなら、「ハイオク仕様のエンジンでは」といった方がいいかもしれません。

「圧縮が高まるまで点火時期を遅れてある」とも言いました。

ハイオクを指定しているハイオク仕様のエンジンでは、
ピストンの上死点と燃焼室の上部(ヘッド)の隙間を
レギュラー仕様より薄く狭くしてあるんです。

これによって、

ピストンが上死点に来たときには、
レギュラー仕様のエンジンより
圧縮比が高くなるわけです。

そのおかげでよりエンジンとガソリン双方の仕事量が上がり、

同じ量のガソリンでも
高出力を得やすくなるんです。

ですから燃費を正しく「燃料消費量」と理解すれば値は多少良くなるのです。

しかしこれまた燃費を「燃料費」だと思っている人には、
ハイオクの値段差を指して「あんまり差はないぞ」となるわけです。

燃料流路各部の洗浄作用で環境性能UP?

かつて昭和40年代、それこそ小川ローザが猛烈だったころまでは、
鉛を含んだ「有鉛ガソリン」が売られていました。

ハイオクといえば当時は、
この鉛の配合量を多くすること。

有鉛ガソリン=ハイオクだったのです。

当然今は人体に有害な有鉛ガソリンの仕様が禁止になっています。

時代は変わりCMでもガソリンに
イメージさせるのは「猛烈」ではなくて、

「クリーン」とか「環境性能」と大きく変わりました。

今は無鉛ガソリンの時代ですから当然ですが、

  • いかに燃焼ガスから有害物質を減らすか
  • 少しでも燃焼効率を高めて消費量を微量にでも減らせるか

これについては車の開発者だけでなく、
製油所のエンジニアが日夜戦っている課題です。

余計なタイミングで燃えず、
必要なタイミングで思いっきり
仕事をしてくれるガソリンそしてエンジン。

当然これは燃えカスの少ないガソリンということになります。

具体的にガソリン供給各社は、専用の洗浄剤を配合して燃料流路やインジェクション・燃焼各部への汚れを防ぐ効果を持たせてハイオクの付加価値を確保しようとしています。

これによってさらにエンジンを効率よく動かし、寿命を延ばし環境性能を上げ、馬力や燃費にも貢献するというわけです。

ですからCMもイメージだけでなくてってことですよね。

レギュラー仕様へのハイオク投入やその逆はどうなの?

ココまでで、ハイオクガソリンのイメージがつかめたのではないかと思います。

先ほど「ハイオクはアンチノック」
だとお伝えしました。

この過程で、ピストンが上死点に来てきっちり圧縮が済んでプラグに点火されるまで、ハイオクはやたらと発火しないようにしていると大雑把にお伝えしたわけです。

先述のように肝はエンジンヘッドと
ピストンの隙間の大きさ(クリアランス)です。

レギュラー仕様とハイオク仕様のエンジンで違えてある(ハイオクの方が狭くしてある)というのが大きく関係してきます。

例えばレギュラー仕様のエンジンに
ハイオクガソリンを投入した場合
直ちに壊れることはありません。

しかし長期にわたって仕様を続けると
エンジンによっては回らなくなる恐れがあります。

つまりエンジンの設計上
想定したタイミングより
極若干燃料が遅く着火する
ということになります。

結果として

  • 燃焼室内に燃えカスをつくることになる。
  • 燃えカスが堆積して
  • 燃料流路をふさいでしまう。
  • 排気系統に悪影響を及ぼす。

逆にハイオク仕様のエンジンにレギュラーガソリンを投入した場合も、継続使用は同じ理由でお勧めしません。

設計上期待される燃焼の仕方をしないので、
同様の結果を招くのです。

筆者の友人は発電機に
ハイオクを入れて
不動にしたことがあります。

筆者自身も4気筒250㏄のとある高回転エンジンのハイオクを入れ続けて、まともに動かなくなったことがあります。

微妙な差なのですが、
修理費で痛い目に合わないためにも、
指定燃料をおすすめします。

まとめ

本文中にもありますが、
ガソリンだけでなく、
車全体が「猛烈」では
売れない時代になりました。

もちろんこれは人体に有害な
有鉛ガスを懐かしんでるわけではありません。

某国のPM2.5なんてまさにそれがいまだに使われていることが原因の一つですから、
その点では今の方がいいに決まってます。

ただ、「猛烈」から「クリーン」へ
バイクもまたそうしたものが求められ、

騒音・排ガス等環境基準は
さらに厳しくなるばかりです。

環境に配慮するということは
全く反対するものではありませんが、

  • モデルチェンジごとに大きく重たくなるマフラー
  • 「猛烈」じゃなくなって行くバイクの最高出力。

環境も結構ですが、当時の勢いっていうものまで触媒にそぎ取れているような、「猛烈にはたまらない色気があった」と懐かしむのは筆者だけ?

PM21より11PMを!
猛烈でクリーンなバイクを!

カムバーック!「猛烈」!!

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