バイクの基本メンテナンス方法!重要チェックポイントと手入れのやり方も

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バイクのある生活とない生活、やはりバイクがあると公道範囲も広がりますし、生活そのものが豊かになったように思いませんか?

筆者はあるとき某有名バイク用品量販店のオイルケミカル消耗部品担当の店員でした。そのおかげで、商材のメーカーさんとお話しする機会を数多くいただいてきました。

メーカーの皆さんとお話をするうち、「消耗品をケチらず、しっかりとメインテナンスしていくことの方がバイクの変化を実感しやすい」ということに気づかされたのです。

今回は高価なパーツをてんこ盛りにするよりもコスパが高く、見た目も性能も維持できるやって楽しいバイクのメンテナンス方法を包み隠さず教えちゃいます。

高価なパーツを見栄を張って買い込むことより、費用もずっと安く楽しめますよ。

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 バイクの基本メンテナンスの方法と重要チェックポイント

ペットであれば、彼ら彼女らに対して適切なケアができたときに、しっぽを振ったりゴロゴロとネコなで声で喜んでくれるのでわかりますよね。

ましてや何か高級なアクセサリーなんかも欲しがるわけではありません。

いつもどおり普通のお世話をすれば、元気にしていてくれて、我々を楽しませてくれるわけです。

バイクにもこれと同じことが言えます。

日常のメンテナンスでピカピカに磨いてあげたり油脂類を定期的に交換してあげることで、常に最大限のパフォーマンスを発揮できる上、不意な故障も防ぐことができて心なしか乗り心地も良いように感じてしまうものですからね。

では、バイクが喜ぶお世話、つまりメンテナンスや手入れというものにはどういうものなのでしょうか?

メンテナンスや手入れでチェックすべきは、主に以下のとおりです。

  1. チェーンのメンテナンス
  2. タイヤのメンテナンス
  3. 電装品・バッテリーのメンテナンス
  4. オイルのメンテナンス
  5. 洗 車

通勤や日常的に使うバイクではこの6つを基本として押さえておけばいいでしょう。では、順番に紹介していきます。

1.チェーンメンテナンス

チェーンはエンジンのパワーを後輪に伝える大変重要なパーツ、ゆえに汚れごときをパワーロスの原因にするわけにはいきません。

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ちなみに私もチェーン駆動のバイクを所有していますが、見ての通りこのような感じでピカピカに磨いています。

週末はチェーン磨きから始めるような感覚に近いですね。

チェーンをコツコツ磨いていれば、チェーンクリーナー無しで、シリコンオイルを使うだけでここまでピカピカに保つことができます。

ライダーの間ではチェーンが錆びているかいないか、ルブがきちんと塗ってあるかないかなどでバイクへの愛情のバロメータ代わりになったりするものですし、駆動の中でもとりわけ重要なパーツでもあるので異変には早めに気づきたいもの。

何もしていなくて、ガサガサにサビた状態で走行し、ブチンと切れたとしてもそれは乗り手の手入れ不足ですからね。

だからこそ、チェーンの手入れには気を遣ったほうがいいです。

メンテの頻度は少なくとも一か月に1回から2回、雨天走行後はその一両日中に行うのが望ましいです。

では引き続き、手入れの手順や方法について解説していきますね。

チェーンの手入れのコツややり方は?

チェーンの手入れ方法は様々ですが、ポイントは簡単です。

まず、清掃時には不要な油が飛散しないように、床面やホイールをウエスなどで養生しましょう。

それからこういった専用のチェーンクリーナで、付属のブラシを使ってざざっとチェーンを洗い流すのが簡単です。バイク用品店で買うよりも圧倒的に安く、かつ専用品なので部品を傷めることもありません。

専用のチェーンブラシも付属してこのお値段です。

※脱脂や洗浄は必ず専用品で行なっください。ホームセンターの安いものはチェーンのゴム部品を侵食する恐れがあります。

アウトプレート・インナープレート・ローラーというチェーンの構造を意識して、まんべんなく行き渡るように塗るのがコツです。

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参考元: http://campaign.webike.net/2013/05/did_webike_vol1/

チェーンがしっかりメンテナンスできていれば、アクセルを開けたときに軽さを感じたり、車体全体のフィーリングもちょっと良くなるものです。何より見た目も小奇麗でいいです。

チェーンの手入れについてはこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

関連記事→ チェーンの手入れ方法まとめ

2.タイヤのメンテナンス

外観上、タイヤは後輪だと、「通勤べり」といって真ん中だけが減っていたり、フロントだと「段べり」といって表面が波を打ったように減ってゆく傾向があります。

こうしたものを見かけたらすかさず交換です。なんせ命かかってますからね、ケチるのは厳禁です。

経年劣化や普通摩耗は仕方ないとして、車体カバーをかけて紫外線を避けたりするなどしてタイヤを長持ちさせましょう。

また、空気は放っておくと一か月程度でだいぶ抜けてしまいます。空気圧の下がったタイヤは燃費も悪くなり、何よりグリップも失いやすくなるので危険です。

日常的に空気圧をはかって規定値に合わせたりする癖をつけましょう。

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関連記事 → http://www.webike.net/sd/1353805/

エアバルブにも注意!

バイクに付いている、タイヤの空気を入れるバルブの部分にも注意しましょう。

バルブのキャップが取れてしまっている時もあるので、乗車時には確認を推奨します。異物も入ってしまいますし、バルブが小石で破損する可能性もあるので注意ですね。

キャストホイールの場合にはバルブのゴム部分に亀裂が入っていないかなどについても目視で触ってチェックすることをオススメします。

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また保管方法にもよりますが、溝があるタイヤでもゴムは硬化していくもの。

溝があって見た目に変化がなくても、出先で不慮のパンクに見舞われてかえって時間やお金を無駄にしないためにも3年を限度として交換されることをおすすめします。

タイヤについてはこちらでさらに詳しくお話ししていますのでご参考にしていただければと思います。

関連記事 → タイヤの基本基礎と交換のタイミング

3.電装品・バッテリーのメンテナンス

電装系で言えばライトやウインカーなどの灯火類もひとつ切れているだけでバイクって結構かっこ悪いですからね。

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また、ライトが切れるとか暗くなるというのは、単に電球の寿命だけではない場合があります。つまりは電圧の低下等、バッテリーの健康不良が疑われるわけです。

最近のバッテリーにはバイクの使用電流増加に対応するため、高価な密閉式のバッテリーが使われることが多くなりました。

こうしたバッテリーは一度充電を絶やすと復旧が難しく、電圧の変化を起こしやすくなります。

インジェクションやセンサー群、様々な電子デバイス統制の要となるコンピューターの健全性を阻害する場合もあるので、バッテリーを健全に保つことは、昔に増して重要になりました。

推奨されるバッテリーの交換時期は2年に一度とされています。

バッテリーによっては充電すれば十分再利用ができるものと、そうでないものがありますので、まずはそのあたりを把握しましょう。

ホーンの点検もしておく

普段あまり使うことがないであろうバイクのホーンですが、長い間押さずにいるといつしか部品が固着して音が小さい・またはならなくなってしまうことがあります。

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バイクのホーンは使用頻度こそ低いですが、いざという時に使えないと自分も危険ですし車検も通りません。

乗ったらときに誰もいない道などでちゃんと鳴るか確認してみるといいです。

バッテリー上がりには要注意!

バイクは構造上、キーをオフにしていても自然に放電してしまうものです。冬場や、乗る機会の少なくなることが予想される場合には、車体側に充電入力用のコネクターを造っておくことをおすすめします。

昔のバイクならなんとかなる事が多いですが、インジェクション搭載の最近のバイクではなんともならない事も…。

たとえば、全自動充電器につないでおくとバッテリーを長持ちさせられます。これなら、充電と同時にバッテリーの健康診断もできますので一石二鳥ですね。

バッテリーの扱いや充電方法についてはこちらでも詳しくお話していますのでご参照ください。

関連記事 → バッテリーの種類やメンテナンス方法まとめ

4.エンジンオイルのメンテナンスや選び方

今回は外装のカスタム以上に、日常点検をきっちりやることでニンマリしてしまうようなバイクの変化を期待する趣旨でお伝えしています。

チェーンもよいものを選んで、しっかりしたメンテナンスをすると4馬力ほど出力を向上させることができるといいます。

オイル交換も同じように、良いものを選んでしっかりメンテナンスをすると、エンジンをよりスムースで伸びやかにして、バイク全体のフィーリングをよくしてくれます。

オイルはメンテナンスの中でも変化が分かりやすく、やっていて楽しいものです。

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参考元: http://www.wako-chemical.co.jp/global-image/units/upfiles/404-1-20160602113944.pdf

推奨されるオイルの交換時期は、3,000㎞~4,000㎞走行毎時、あるいは交換後半年のどちらかが先に達した時点で行うと良いとされています。

またオイルフィルターについてはオイル交換2回に一回の割合が経済的にもいいと思います。

オイル交換は実は簡単

そして、以外に難しいものだと思われているのか、工賃をかけて安いオイルで我慢している人も多いようですね。

ショップの方には申し訳ないお話ですが、これが自分でできるようになれば、工賃分オイルのグレードを上げられるわけです。

最初に道具をそろえてしまえば、あとはお風呂のお湯を取り換えるがごとくです。

おさらいすると、

  1. まずは、周囲にオイルを飛散させないようにいらない段ボールなどで養生します。
  2. その上に廃油処理箱を置いてその中にバイクからの廃油が落ちるようにして場を整えます。
  3. そしてドレンボルト抜いて、オイルを抜き、必要があればオイルフィルターの交換も同時に行います。
  4. フィルターは取り付け時にパッキンにオイルを塗布するのがコツで缶に入ったタイプのものはエア抜きの為、オイルを満たしておくのがコツです。
  5. オイルが抜けてたらドレンボルトに新品のワッシャーを噛ませてしっかりと締め付け、フィルターも取り付けます。
  6. ジョッキに指定量のオイルを軽量して入れ、しょうごを使って注ぎ入れます。
  7. そしてオイル点検窓やオイルゲージで油面が上限迄達したのを確認します。
  8. しばらく放置してエア抜きを行い、オイルの中に気泡が出ないのを確認します。
  9. エア抜きが終了したら、キャップを取り付けて5分ほどエンジンをかけ、オイルを膨張させます。
  10. この後2・3分おいてオイル量が規定値内にあれば完了です。

こんな感じですね。

オイルの銘柄の違いにも注目

この記事の補足として、オイルの銘柄の違いなどについてより具体的にお話しておきましょう。

オイルもいろいろな銘柄がありますが、熱に強いオイル、トップスピードの伸びを期待できるオイル等オイルによって得意不得意があります。

例えば、上にWAKO’Sの3銘柄を用意しました。写真では粘度が違いますが、同じ粘度のものと仮定してお話しします。

一番左が4CRというWAKO’Sの最上級オイルともいうべきオイルです。

通常耐久性を考えてサーキットでは、やや硬めのオイルが好まれる傾向があります。しかしこのオイルは見た目もものすごく柔らかいオイルです。

柔らかさと耐久性を見事に両立したオイルで、エンジン内の摩擦抵抗を減らすことを徹底的に考えたオイルです。使ってみるととにかく伸びやかで気持ちがいいオイルです。

中央のTRIPLE-Rは4CRの考え方をそのままに、製法を工夫することで価格を押さえ、熱耐性を強化したオイルです。

夏場渋滞の中でも耐えますし、サーキットでも伸びやかなので、マルチに使えるオイルなのである意味コスパの高いオイルだと思います。

そして右のPRO-STAGEは100%化学合成の中でも経済性を最も考えられたオイルです。

安いオイルだからと妥協しないのがこのメーカーの凄いところ、なんとメルセデスベンツの10万キロ無交換テストに合格しているオイルなのです。

OEMで様々な自動車メーカーが純正採用しているほどの高耐久オイルで、町の修理工場の定番となっている商品です。MB規格認証済で無論バイクにもOKです

このように同じメーカーの、同じ100%化学合成油でもいろいろな性格があるのです。ショップでアドバイザーと話しながら、自分の走行やその目的に合ったオイルを選ぶようにしましょう。

元オイル売り場のお兄さんとしては、このまま放っておくといつまでもオイルの奥深さについて延々と話してしまうので、この辺にしておきます。(自粛)

面白いんですよーオイルって(自粛)

色々試してみてくださ(自粛)

……オイル交換の方法は下記の関連記事にまとめていますので、ご参考にしてみてください。

関連記事 → オイル交換のやり方と手順・必要な道具まとめ

5.洗車

さて、最後は洗車についてです。

これまでもDOSHIRITAIの中でお話してきましたが、洗車をする環境はそれぞれちがうものですよね。

  • 例えばガレージで広々洗車できる人
  • 軒先で行き交う車や人に気を付けなが洗車する人
  • マンションのように、駐輪場で水が使えない人

突き詰めて考えながら、どんな洗車環境でも簡単にできるように考えると、いくつか簡単な道具や、専用の便利なコート剤などが必要になってきます。

順番に手順も紹介していきますね。

1.水の確保、洗い流し

水道があって地面が土ではないところまでバイクを持って行き洗浄します。

マンションのように水を気軽に使えない場合には霧吹きなどを活用して洗車するテクニックを活用します。

関連記事 → バイクを水なしでキレイに洗車する方法

2.シャンプーで泡洗い

シャンプーはミルウォーキーの「はなさかG マルチクリーナー」を推奨しています。これならプラスティックやゴムへの攻撃性がないので安心です。これをバイクの金属部を中心に塗布して汚れを浮かせます。

3.拭き上げ

こちらはスコット社のショップタオルです。紙製品ですが非常に耐久性があり、キッチン用とは違いしなやかで使いやすいですよ。

金属部には大変有効ですが、プラスティックの外装のふき取りにはマイクロウエスを使いましょう。

4.注油

こちらはDOSHIRITAIではおなじみのWAKO’Sメンテルーブです。

防錆潤滑はもちろん、塗布したところに水分を寄せ付けなくなるのでこれはお勧めです。

一応この時点でチェーンメンテナンスも同時にされることをおすすめします。

5.コーティング

車両が乾燥して、注油も終わったら仕上げ材を使ってグラスコーティングをします。これはWAKO’Sのバリオスコートがオススメです。

これをスプレーして付属のマイクロウエスで伸ばしながら塗り込むことで、最終的な洗浄とコーティングが同時にできてしまいます。

この方法なら、手早くできて、周囲を濡らしたり汚したりません。

洗車の方法についてはこれらの記事でも詳しくまとめているので、ぜひチェックしてみてください。

関連記事 → バイクの洗車のやり方まとめ

まとめ

筆者にはサーキット走行を教えてくれるお師匠さんがいたのですが、フルカスタムしたときにはカンカンに怒られたんです。

「バイクが速いのか、お前が速いのか、未熟なお前がそんなものを造っていったい貴様は何を目指しているんだ!」と。

こう怒られた理由としては、こういった根拠がありました。

  • バイクにお金をかけるにしても、バイクの性能を引き出して乗りこなすことを目指さなければ意味がない
  • お金を使うならタイヤ代やオイル代などに投じて、まずうまく乗れるようになることを目指すべき。
  • 自分の技量がバイクの性能を超えたと感じた時こそカスタムでお金をかけていくべき。

順番も何もあったものじゃないかということで、ガマの油のようにしっかり油を搾られたわけです。

全日本選手権を転戦した経験のある方でしたので、怖かった・・いえ、納得のいくご意見で、以後重く受け止めました。依然、走行の技術は未熟ですが、メンテナンスには磨きがかかりました。

こうしてバイクについてものが書けるもの、その方のおかげです。

今回は、筆者にいつも納得のいく形でバイクについてレクチャーしてくださったその方に思いをはせながら書かせていただいています。

師の言いつけを守らず筆者が迷い込んだ回り道に、皆さんが入り込まませんように。

メンテナンスでバイクのフィーリングアップ。楽しいですよ!

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