バイクに乗ったまま電話ができたり、音楽を楽しんだり、ツーリングやタンデムで仲間と会話することもできるBluetoothヘッドセット。最近はヘルメットにつけている人も多くなりました。
最近では、多機能で高価な製品も多数出てきていますが、基本性能に的を絞れば案外安いBluetoothヘッドセットをなんと1万円台で購入することも夢ではありません。
安くて、あなたのバイクライフにマッチする、Bluetoothヘッドセットは必ず見つかるはずです。
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バイク用Bluetoothヘッドセットは「ライダーの救世主」
Bluetoothヘッドセットは、それ自体が通信機能を持っています。
トランシーバーと同じようなものと考える方もいるかもしれませんが、トランシーバーのような煩雑な操作も必要なく、手放しで電話と同じように双方向通話が可能で、より自然な会話が楽しむことができるのが特長。
しかも音質は大変クリア。まるで隣にいるかのように相手の声がはっきり聞こえるので快適です。
駆動時間も納得のいくものが増えた
トランシーバーほど遠距離通話はできませんが、今年売られているBluetoothヘッドセットは、平均して1000m~1500m以上の通話距離を実現しているモデルが多いです。
12時間~16時間連続使用可能で、一日中使うことができるうえ、最大4人までのグループ通話が可能。
これならツーリング中のトラブルの対応や、休憩のタイミングを知らせるのに大変便利ですし、景色のことや、何か道すがら見たものについての話題で、リアルタイムに盛り上がれますね。
ペアリング機能が付いたものもオススメ
さらに、ヘッドセットは Bluetooth機器ならではの様々な楽しみ方ができます。
例えば、スマホとペアリングを行うことで、好きな音楽を楽しむことができますし、スマホにラジオのアプリを入れておけば、ラジオで交通情報や天気予報を聞くことも可能です。
また、地図アプリでナビを設定すれば、これらと同時にナビの指示音声を聞くこともできるようになります。
車とは違い、これまでバイクの場合は走行中に先々の情報を仕入れることは難しかったのですが、Bluetoothヘッドセットがあればそれが可能になり、出先での安心感が格段にUPします。
出先で間違えてしまうとちょっと焦ってしまう高速道路のICを降りそこねるなんてことも防げるので、とっても便利ですよね。
つまり、別のライダーやタンデムしているパッセンジャーとの「コミュニケーションツール」であると同時に、ミュージックプレイヤーや移動中の情報源にもなるというのが、Bluetoothヘッドセットに最も基本的に求められる機能であるといえるでしょう。
1万円台でも手が届く、基本性能をフル装備したBluetoothヘッドセット
前述のように、Bluetoothヘッドセットに求められるのは、通話とスマホとのペアリングで得られる利便性です。
通話ができる他に、カーナビとの連動設定を行っておけば遠出をした時の心強いお供になることは間違いありません。
でもって、価格.COMでもバイク用品の検索一位はやはりこの「Bluetoothヘッドセット」なのだそうです。あったらいいのはわかっていても、平均価格は25,000円~38,000円と高額。
こういったSENAというハイエンドモデルは2万円以上の予算があればオススメです。
が、高額商品ゆえに購入をあきらめている方も多いのではないでしょうか。
動画との連動やグループ通話のために数々の拡張機能を備えた高価商品もありますが、一早く手に入れるなら、拡張機能よりも基本性能がカバーされた安いモデルがねらい目ということになります。
このことを念頭において、価格.COMを参考にして安いBluetoothヘッドセットをいくつか見ていきましょう。
その1.4000円で手に入るヘッドセット
Bluetoothヘッドセット、シングルでなんと5000円で1000円以上お釣りの返ってくる製品なんてのもありました。
(※クリックで詳細)
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思わず飛びつきそうですが、これは中国製ノーブランド品で、電話の応答のみが可能(音楽がきけるかどうかは未確認、ということです)、スピーカーが一つしかありません。
Bluetoothを使ってもナビや音楽再生はできないということですから、ビジネスで実用的に使うことはできても、基本性能を満たしているとはいいがたいですね。
その2.5000円以内で手に入るヘッドセット
その他に「ヒロチー」というメーカーから4,752円で販売されているモデルがあります。
これは音楽を聴くことはできるのですが、やはりスピーカーが一つで、通話距離が100m、これでは使用範囲がかなり限られてしまいますね。
その3.10000円と消費税で購入できるヘッドセット
10,000円をわずかに超えますが、DAYTONAのCOOLROBO STというモデルが10,200円でシングル購入できます。これは2スピーカーでBluetooth機器の音楽を楽しむことはできます。
デイトナ(Daytona) バイク用インカム Bluetooth COOLROBO ST[クールロボ ソロツーリング] 75694
しかし残念なことに、この機器自体に通信機能がないため、スマホや携帯に接続して通話をする必要があります。
インカム側のリモート操作では電話の受信のみ可能なので、発信はバイクを停めて携帯をとりだして行う必要があります。
携帯キャリアが同じで、無料通話ができる仲間となら何とか用が足りるとは思いますが、携帯のバッテリーのことを考えると、コミュニケーションツールとして利用するには、安いなりの工夫がいるようです。
価格.COM上はそのほかのモデルが2万円を超えてしまうので、他にNAPSの通販サイトも見てみることにしました。
その4.1万5千円弱で購入できるヘッドセット
するとそこにMIDLAND(ミットランド)というメーカーから、「C1142.10ブルートゥースインカムBT X1 FMシングルパック」という商品が13,932円で販売されています。
音声認識でスマホを操作する機能もあり、最大通話距離も1600m、連続使用18時間。他社インカムとの互換性もあり、仲間が他社インカムを持っていてもOKです。
もちろん2スピーカーで(スマホの中の)音楽を楽しむことができ、さらに6局までメモリーできるFMラジオがこの中に収まっています。
基本性能をすべて網羅し、しかも1万円台前半で手に入るとなれば、これは素晴らしいですよね。
同メーカー製品のユーザーレビューでは、「地方でFMが入りづらいものの、Bluetoothで音楽を聴けるので十分」とか「中低音にもう少し張りがあれば」と音質を気にするコメントもありましたが、コストパフォーマンスを考慮して基本性能を重視すれば、十分に魅力的なお勧め商品ですね。
MIDLAND [日本仕様正規品] BT X1 FM シングルパック 保証付 C1142.10
また、大型バイク用品店のライコランド各店では、SYGN HOUSE製のものと、このMIDLAND製のものを1泊2,700円から借りることができるBluetoothヘッドセットのレンタルを取り扱っています。
まだ使ったことがないという方はまず、購入前に使い心地をチェックしたり、複数のメーカーの使い勝手の違いを体験するのもよいかもしれませんね。
まとめ
筆者も使いだすまではBluetoothヘッドセットにそれほど必要性を感じていませんでした。
しかし一度使ってみるとこれがなかなかどうして、「今までなぜ持ってなかったのか?」と、思わずうなってしまいました。
ツーリングもバイク通勤も数倍楽しくなる魅力満載なツール、それがバイク用Bluetoothヘッドセットなのです。
まずは安く手に入るシングルで1万円台から、ぜひ用品店で試してみてはいかがでしょうか。
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