「困難に立ち向かっている自分に酔うのがツーリング」なんて時代もありました。
音楽ならウォークマン(当然カセットテープ)、天気予報や交通情報を知るのも一苦労。タンクバックのトップに地図を入れたら、何となくツーリングっぽいテンションが上がったもんです。
今時、「ツーリングにスマホ持ってくけど、使うとすれば電話とメールと写メ位かな?」
そんなこと言ってたら「うわぁ、昭和ぁ」ってからかわれちゃいますよ。今ではスマホ一つで夢のように快適なツーリングができるようになっているんですから。
今回はバイク生活にびっくりするほど役に立つライダー専用スマホアプリを集めてみました。
初心者ライダーも迷子知らず。
昭和のライダーは今までのツーリングをやり直したくなるほど凄いアプリがいっぱいです。老若男女対応バイクライフをスマートで楽しくする、驚きのお役立ちアプリをとくと御覧じよ。
21世紀のライダーアプリ、ここまで来てますよ。
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Contents
ツーリングに便利!GPSナビゲーション系のアプリまとめ
まずは普通な感じのこちらから。
「道の駅チェッカー」
「道の駅を探す」ただそれだけのシンプルなナビ。でも、バイクツーリングでは絶大な恩恵をもたらします。

参考元;https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.agoop.roadsidechecker&hl=ja
でもシンプルなだけに次のお休みどころ探しに便利です。
普段地図に慣れていない初心者ライダーも、デジタル苦手なおじさんもまずはこの辺から始めるのがいいでしょうね。
画面上でもっとああしたいこうしたいと欲が出てくると思います。
携帯キャリア各社の地図アプリ
GoogleだったりYahoo!だったりキャリアもいろいろありますよね。
今時、どこのスマホでも最初から「地図」のアプリは付いているもの。
電車の乗り方や駅からの徒歩の道のりまで、日頃の足やビジネスでもお世話になっているのではないでしょうか。
でもこれをツーリングに活用するとまた凄いんですよ。
車のナビゲーションとほぼ内容は一緒です。
目的地までの所要時間や距離、有料ルートの料金表示に渋滞のアナウンスや回避ルートの案内、PAやSAまでの距離や給油所の有無、レストラン案内まで実に多才です。
しかし既にこのあたりは標準と言えますね。
嬉しいのは目的地をお店等に指定した場合、目的地の営業時間案内が出たり、駐車場の空きまで案内してくれます。
昔のナビのようにどうしようもない迷子にもならず、かなりの精度になっているんですよ。
しかもそんな高性能なナビをタダで使えてしまうなんて申し訳ないくらいの贅沢です。
「Rev Note by繋がるバイク」
コチラはヤマハ発動機が提供しているバイクアプリです。
参考元;https://www.revnote.net/
車のコインパーキングってバイクが止められないことが多いですよね。
そんなときツーリングや街乗りでも、バイク駐輪場の位置をすることができたらいいと思いませんか?
この「Rev Note by繋がるバイク」というアプリは最寄りの駐輪場の位置だけでなっく、駐輪場の空き状況までをチェックできるうれしい機能が搭載されています。
また、アプリのスタッフがおすすめするツーリングスポット紹介があるのは興味深いところ。
実際に行ってみて気に入った場所などをブックマークして記録できる機能も面白しですね。
オイルの交換を記録しておくと次の交換時期を知らせてくれる機能などもついているので、
自分のバイクのメインテナンスノートになるのは素晴らしいと思います。
普段のバイク管理と、ツーリングのルーティングと記録に威力を発揮してくれそうです。
更に給油と距離数の記録もできるので、ツーリング先のガソリンスタンドまでの距離などを考えてルーティングするのに役立ちますよね。
街中での普段使いにはいいアプリではないでしょうか?
「ツーリングサポーター」
電車の乗り方から路線バス航空機場でカバーして、○○駅なら何両目の車両がいいとまで教えてくれるキメの細やかさが売りにの「NAVI TIME」。

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.navitime.local.bike&hl=ja
この会社のバイク用にキメの細やかさを集約されたようなアプリが「ツーリングサポーター」です。
これは何と、通常の機械的なナビだけでなく、ビュースポットの紹介・ナイスビューを通るルート紹介をしてくれます。
さらに紹介されているビュースポットをルートに取り込んで組み込んでナビをしてくれる「ツーリングロード」機能があるんです。
これなら、ボッチでソロツーに行っても、常にきれいな声のガイドさんに名所案内してもらってるようなものなので、言うとおりにしているだけで結構楽しい旅ができちゃいます。
更に!このアプリの魅力は、「降雨レーダー」が搭載されているところにあります。
雨雲の位置天候の変化にも対応して案内をしてくれて、なんとゲリラ豪雨にも対応していち早く。
若い時降られたあの土砂降りも、今やスマホ一つで防げる時代ですよ。
ココだけでも驚きですが、エイ出版のバイク雑誌「Bike JIN」誌とのコラボで、バイオグラフィーを作成機能が搭載されています。
これは愛車の購入から整備の状況を旅の記録と一緒に記録して、バイクと一緒の時間を一層いとおしくしてくれるライダーにとっては胸きゅんな機能といえます。見返してしんみりすることでしょうね。
「みんなのツーリングブック」
スマホ一つで土砂降りに合わないぐらいで驚いちゃいけません。
アプリの名前に「みんな」のと付くところが味噌なんです。

参考元;https://app-1120914515.appstor.io/
単にナビゲーションをするだけではなくて、ツーリングの情報を記録するのはもはや当り前!
コチラのアプリではなんと他のライダーとツーリングの記録やお勧め情報を共有することができる夢のようなアプリなのです。
ツーリングで走行した軌跡を残すだけでなく、そこで出会った景色などの写真を地図上に保存するという便利な機能があります。
もちろんその景色を通るルートでもう一度ツーリングしたい。そんな願いも叶えてくれちゃいますよ。
でもこれはまだ序の口。
保存した情報をアップして、きれいな景色がどこにあるのかなどを公開したり、お互いにコメントを交換したりすることもできるんです。
使い方によっては危険個所を他のライダーに知らせることもできますし、同じようなルートを走っているライダーを誘って友達になることができるかも?
古いライダーにすれば、散々行き尽くしたような場所でも、もう一回このアプリを使っていけば、また違ったものに出会えるかもしれません。
これは素直に面白そう!
旅の写真どうしてますか?「編集アプリ」で更に魅力を引き立てる!
バイクツーリングで撮った写真、撮ったはいいものの、ただのカメラロールの肥やしになっていませんか?
撮りっぱにするなんてもったいない!
旅の写真もオシャレに飾っちゃいましょう。
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「colorful」
昔ならツーリング先で「写ルンです」なんかでパチパチ写真を撮ったもんです。
撮った写真は現像してアルバムに収めてたまに思い出したときに見るくらいですかねぇ。
でも今だったらSNSに張ったりする人は多いでしょう。

参考元;https://play.google.com/store/apps/details?id=net.fineseed.colorful&hl=ja
もしカメラに凝っていない人でも、自分のSNSやブログのトップページをかっこよく飾りたい人は少なくないはず。
最近筆者の身の回りで「被写体のバイクはカラーなのに背景が白黒」とかカメラに凝った人のブログページってかっこいいなぁと思ったら、「えっ、スマホなの?」ってことが発覚。
そいつがなかなか秘密を明かさないと思ったら、とうとう尻尾をつかみましたよ。
奴はこのアプリを使ってたんですね。
写メにモザイクを入れたりフィルター加工でセピアにしたりなんてことが指先でチョチョイのチョイでできちゃう時代!
なんでも巷で大大ヒット、今や定番中の定番だとか…。
これは驚いた&乗り遅れた!
「Snap seed」
人様のブログを拝見しながら、スマホでこんな、スゲー!と絶叫したいたら、YOU TUBEにカッコいい動画サイト挙げてる人多数発見!
今はアクションカムやら、ごーぷろさんが発達したからねぇ。なんて言ってたら…。
「エぇーーーーーー!」これも「すまほ」かいっ?!
と思わずぶったまげたのがこちらのアプリ。

参考元;https://play.google.com/store/apps/details?id=com.niksoftware.snapseed&hl=ja
動画の編集は朝飯前。
映像の中で部分的に明暗を変えて見せたり、動画にテキストバンバン貼っちゃったり。
何とシミが気になるお姉さまを撮っても、「そのシミ、なかったことに」っていうことがリアルにできちゃいます。
放送局の編集卓みたいな26種類の機能を、あなたのスマホにパイルダーオン!
しかもタダ!
これだけではなくて何と何と、撮影した後に角度が気に入らなかったら、カメラアングルを変えたように見せられる機能までを搭載!
こんなすごい道具だけ置いてドラえもんどこ行ったんでしょうね。会いたかったのに…。
もしもの時に備える!バイク盗難対策アプリ
こんなふうにナビを中心に多機能な活躍するスマホアプリ、しかし一番活躍してほしいのは「盗難対策」ではないでしょうか?
「盗難対策」というとゴッついチェーンや地球ロックで万全にという話になりますよね。
お家の駐輪所はガッチリガード、でも出先が意外に盲点なんですよ。
筆者の知人にもツーリング先で「テントから出てきたら目の前にあったはずのバイクがなかった」という人が何人かいます。
「旅先まで乗ってきた愛車が忽然と消える」想像しただけでも単気筒以上にブルっちゃいますよね。
無論ディスクロックなど携帯性の良い防犯グッツを持っていくことは基本です。
でも、できればそこをITを駆使してアプリが解決してくれないか?
そう思って探してみました。
携帯キャリアではdocomo・softobank・auの3社が子どもやお年寄りの見守りを目的としたGPS端末と専用アプリで現在地を知らせるサービスをしています。
このGPS端末をバイクに載せておくというのがちょっとした自衛策になるようです。
au以外の2社ですと、現在地照会と設定力の急な移動や振動を検知してスマホを鳴動させることができます。
このタイプであれば月々は200円~529円でサービスが提供されています。
またauは「あんしんGPS」という月々3,000円で利用できるサービスを展開しています。
参考元;https://www.au.com/mobile/product/gps/kys11/
本体↑は33gと小型で、防水防塵耐衝撃OK!
コチラは振動や移動を検知すると自動的に鳴動してアプリで現在地を照会できる機能はもちろん。
SECOMに直接緊急通報(1回1時間/1万円別途)して現地に急行してくれるという心強いサービスです。
なので、ツーリングに限らず、バイクでの移動が多い方であれば、ご検討の価値は高いのではないでしょうか?
屈強なガードマンさんが駆けつけてくれるのも素晴らしいです。
そうでなくとも旅先で愛車の一大事をその場で教えてくれるアプリがあるというのは心強いと思います。盗難されて、バイクが帰ってこない状況はなんとも避けたいものですから。
バイクがなくなったらツーリングどころじゃないですからね。
損保会社事故対応アプリ
考えたくないことほど考えなければいけないこと。
折角のツーリングですから、「楽しい思い出にしたい。」それは誰もが思うこと。
しかし万が一の事故に対しても「あり得ることだ」と万全を期してこそだとも思うのです。
どうせ便利な世の中ならば…。
と思ったらやっぱりありました、損害保険会社の事故対応アプリ。
やはりツーリングにこそ必要ですよね。
参考元;https://app.sonysonpo.mobi/capp010.html
写真はソニー損保が提供している「トラブルナビ」を参考例として挙げています。
今こうしたアプリは国内大手損保各社も外資系損保会社でも各社用意しています。
勿論これはお入りになっている損害保険会社に確かめていただき、利用が可能かどうか各々皆さんご自身でご確認していた抱く必要があります。
できるなら使うことが無いようにしたいアプリですが、ダウンロードしておいて初めて「万全のツーリング」と言えるでしょう。
アプリの内容は多少会社ごとに違いはありますが、
- GPSを使って現在地からロードサービスを呼べるようにしているもの
- オペレーターに自動通話で、気が動転しがちな事故現場での行動をサポートするもの
こういった内容に集約れています。
ただ、アプリが事故を解決してくれるわけではもちろんありません。
自動運転の開発も進んでいる昨今ですが、事故を回避するアプリも未だ公開されていません。ハンドルを握る以上の責任まではアプリに頼るわけにはいかないようです。
どんなアプリを使う上でも、最後は人間の責任で安全で楽しく使いましょう!
まとめ
「スマホがなかった時代に待ち合わせってどうやってやってたんですか?」と真顔で聞いてくる大学生を笑い、「昭和な奴」という言葉にムッとする。
そんな筆者も 30年バイクに乗ってきましたが、今回は打ち砕かれた感がありますね。
今までバイク+アプリと言ったら「ナビ」位しか思い浮かびませんでしたし、これほどまでのアプリの発達ぶりがこれほどまでだとは知りませんでした。
若いころ、北海道ツーリングでやっとののことでたどり着いた夜中のガソリンスタンドがとっくに閉まっていて膝から落ちた経験が…。
少なくともこういう思いをする人もいなくなるんでしょう。
改めて、周りの変化にびっくりさせられてやっぱ俺「昭和なんだわ」と確認したところです。
ただ一つデジタルにはどうしようもない欠点が一つあります。
それは、全部をスマホに集約してしまうと、こわれたらすべてが終わるというところですね。
クレジット機能もナビ機能もすべてスマホ頼みにしてしまった場合、スマホの終わりが大変なことになりかねません。
この辺は昭和の知恵かもしれませんが、 必ずお財布に現金を持っていったり、小さくても地図を持っていったりアナログで非常対応できるようにしておく心がけが旅の間は吉ですね。
Safety Rideで良い旅を!
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