https://www.hyod-sports.com/pro/hands/hsg008n.shtml
ライダーにとっては大変な季節でもある、もうすぐあのあっつい夏がやってきます。外気の熱とバイクのエンジンから発せられる熱でたまったもんじゃありません。
でも、どうせなら思いっきりバイクに乗って涼しく過ごそうじゃありませんか。
今回は真夏にバイクに乗られる皆さんに、涼しくて蒸れないそして安全なライディンググローブをいくつかご紹介してまいります。
オシャレで涼しいグローブで、この夏もバイクの思い出いっぱい作ってください。
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Contents
暑くてもバイクのライディンググローブは手放せない
特に法律で義務付けられているわけじゃないから、と言って夏場にバイクを素手で運転している人はいませんか?
気持ちはわかりますが、手の生皮にスペアはありません。
走っているバイクが倒れて、素手で手をついたりしたら、手の表面の皮なんてあっという間にはがれてなくなってしまいます。
そうならないために、まず暑くてもバイク用グローブをはめておきましょう。
バイク夏用グローブの選び方のポイントは?
夏用のバイクグローブの選び方として、最も優先したいのが「涼しくて蒸れないグローブ」なのではないのでしょうか?
ただし、あまりにも涼しさを優先するがあまり適当なものを用意して万が一のときにケガをしてしまっては元も子ありません。
そのため夏用のグローブを決める場合には「グローブ着用時の涼しさ」と「バイク用グローブに必要とされる安全性」をうまいバランスで決めていく必要がありますね。
また、グローブを決めるときにはこういった判断基準で選ばれるのではないかと思います。
- 材質で選ぶ
- 機能性で選ぶ
- ブランドで選ぶ
- 価格で選ぶ
- 見た目で選ぶ
グローブを選ぶ基準は人それぞれだと思いますが、バイク用のグローブは高額になる傾向にあるので慎重に決めておきたい所ですよね。
では、オススメの選び方を順番に紹介していこうと思います。
グローブは材質から選ぶのも一つの手段
夏用のグローブは材質で大きな違いが見られます。たとえば材質ですね。
代表的なものでは大きく「革製」と「ナイロン製」に分けることができますが、それぞれがそれぞれのメリット・デメリットを持っています。
具体的なメリットやデメリットを表に書き分けると、おおよそこのような感じですね。
メリット | デメリット | |
革製 | ・耐久性が高い
・独特の風合いを楽しめる ・デザインの種類が豊富 ・使うほど馴染む ・ブランド物も多く高級感大 |
・雨に弱い
・手入れが必要 ・濡れると乾きにくい ・比較的高価 ・メッシュに比べると蒸れやすい |
ナイロン製 | ・革製よりも安価
・濡れてもすぐに乾く ・メッシュ部分が多くて涼しい ・軽いものが多い |
・革製より強度は劣る
・ほつれる場合がある ・デザインの種類が限定される ・見た目は革製よりも安っぽい |
ただ、これらは客観的なものでしかないので自分がそれをデメリットだと思わなければ、あとはデザインやブランドで選んでしまっても全く問題まありません。
では、それぞれのタイプについての特長やオススメの製品を紹介していきますね!
手仕事、風合い、「やはり革ってたまらない」皮革グローブ
ところで皆さんは夏用のグローブをどんなふうに選んでいますか?
デザインで選ぶ人もいれば、コスト重視の人もいるでしょう。
しかしどちらで選んだとしても、基本的にしっかりと私たちライダーの手を守ってくれるものでなければ意味がありませんよね。
バイク用のジャケットやブーツそしてグローブは、牛革でできたものが多くあります。そしてそれらを扱う有名なブランドもあり、昔からそれらを愛好するファンを獲得しています。
KADOYA、KUSHITANI、RS TAICHI、HYODOといったメーカーがそれに当たります。
どれも世界的に有名な会社で、カタカナよりも横文字の方がしっくりくる感じですね。
皮革製品の場合は使えば使うほど馴染んで使いやすくなるものです。
元々の風合いもさることながら、それを丹念に作った職人の息遣い、仕事というものが感じられるというのも魅力の一つ。そしてそれを長く大切に使おうと、ミンクオイルを塗ったり、手入れをするのもまた楽しみの一つでしょう。
革でも、メッシュになっているものは風が入ってそれなりに蒸れないし涼しいものです。
オススメ夏用グローブ:KADOYA NKG-2 MESH
https://www.ekadoya.com/SHOP/3325-0.html
写真はKADOYAのNKG-2 MESH【パンチングメッシュグローブ】です。
KADOYAさんは戦前から皮革製品を官庁に卸していている歴史ある会社です。
日本のモータースポーツの事始めともいうべき浅間山火山レースに時代から活躍する老舗ブランドで、今年で創立80年になるというのは驚きです。
ですので、革を楽しみたいというライダーにピッタリな製品ですね。
このメーカーの場合はビンテージバイクやハーレーなどちょっと渋めのラインアップが中心です。
革は好きだけど今のスポーツバイクのも合うものは? ということでもう一本ご紹介するのはこちらです。
オススメ夏用グローブその2.KUSHITANI K-5305 PRO MESH GROVE
https://www.kushitani.co.jp/kushitani-web/productstouringgloves.html
こちらはKUSITANIというブランドで、創立50年、KADOYAと同じく浅間山レースの時代からライダーの意見を聞き続けて、グローブもレーシンググローブからカジュアルグローブまで幅広いラインアップを持っています。
この商品はK-5305 PRO MESH GROVE です。
撥水牛皮という特殊な牛皮が使われていて、なんと微弱電流を通す電導皮革になっています。そしてパンチングメッシュなので蒸れません。
グローブをはめたままでスマホを操作できるというすぐれものです。(携帯はバイクを降りてから)
同じくパンチメッシュ加工があるので涼しく、しかも手の甲には2重構造なのでプロテクション効果が期待できますね。
とにかく革にこだわりたい、という人には苦ではありませんが、お手入れが手間だという人もあるでしょう。特に雨に降られたときは陰干しやオイリングが面倒だという人にはやはり、ナイロンが良いですね。
簡単・安全・涼しいナイロン製グローブのご紹介
天気予報をしっかりとチェックして、明らかに晴れるとわかって走る分には革製グローブは素晴らしいのですが、急に雨に降られたりすると、そのあとのケアが頭をよぎって「うわぁー、もぉ~」と思わず声が出たりしませんか?
ツナギで雨とかもう悶絶です。
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連泊で山沿いのツーリングではいつ雨に降られるともわかりませんし、通勤で毎日使うときもそうですよね。
その点ナイロン製であれば、多少革よりも耐破断性は落ちるかもしれないですが、気軽に使える点はいいですよね。また、お値段的にもリーズナブルなものが多くラインアップしているのがうれしいですよね。
Webikeのメッシュグローブのランキングによると、満足度で一番人気なのがこちら。
オススメ夏用グローブその3.RS TAICHI:ベロシティ メッシュ グローブ
https://www.webike.net/sd/22559298/
RS TAICHI:ベロシティ メッシュ グローブです。
実は筆者も愛用していて、通勤からツーリングまで幅広く活用しています。
やはり雨に降られてもあきらめがつきますし、乾くのも速いですから助かります。割としっかりとした付け心地で、操作感もしなやかで問題ありません。
手の甲のカーボンも伊達ではなくちゃんと手をまもってくれます。
大きな声では言えませんが、このグローブを装着中に転倒しまして、指が3本文破れてナックルガードも削れましたが、手はほぼ無傷でした。
なのでWebikeで満足度一位というのはうなづけます。
ただ、売れ行きランキングでは6位ということですから、7,616円はちょっと高いということなのでしょうか?
では売れ行きで見た場合の上位はと言うとまず2位がこちら。
おすすめ夏用グローブその4.KOMINEコミネ:GK-121 プロテクトメッシュグローブ-グレイヴ
https://www.webike.net/sd/20322113/
KOMINEコミネ:GK-121 プロテクトメッシュグローブ-グレイヴ
ジャケットや小物でおなじみのKOMINEのグローブです。
一見シンプルなグローブですが、写真でお分かりになりますでしょうか、甲の部分にインナ―部分にナックルガードが仕込んであります。
メッシュなので大変涼しく、通電生地が使われているので、スマホの操作が可能になっているなど、実用面でも優れています。
値段は実に2,517円と超リーズナブル、シャーアズナブルも真っ青ですよね。
面白いのは売れ筋1位の製品の方が少し高いことです。それがこちら。
おすすめ夏用グローブその5.KOMINEコミネ:GK-131 プロテクトメッシュグローブ-ブロッカ
KOMINEコミネ:GK-131 プロテクトメッシュグローブ-ブロッカ
同じくKOMINEの製品です。
価格は3,985円ですが掌の構造が先ほどのGK-121よりしっかりできています。
同じようにインナーナックルガードを装着していますが、見た感じこちらの方が気持ち的にプロテクション効果が高そうにも見えます。
レビューを見てみると、安い方のGK-121については袖部分に耐久性がなく破れやすいと酷評されていました。
「値段なり」なのは仕方ないという感じでしたね。GK-131は脱着に少々のわずらわしさがあるということですが、通勤用のものとしては割り切れるというコメントがありました。
皆さんグローブには「プロテクション効果を求めたい、いいものはいいと知っている、けれどそれ以上にコスパを求めたい」という意見がこのランキングこれら商品からわかってきますね。
涼しくて蒸れない、安全で品質の高いグローブを安く手に入れる方法
先ほどのランキングは購入者の意図をことごとく反映しているものだと思います。実に面白い内容ですよね。
しかし破れやすいものを安さで我慢というもの、いざというときにどうなのかなと心配になるのは筆者だけでしょうか?
筆者はいつもこうしたものを買うときに思うのは、「どうせ財布を開いてお金を落とすなら少しでもいいものを買おう」ということです。
先述のようににランキングの中の一番高い製品を持っている私ですが、私もコスパにこだわっています。ただそれが新製品かどうかこだわらないので、グレードの高いものを安く持てるというわけです。
今のカッコいい言葉で言えば「アウトレット」ですね。
一年落ちぐらいであれば、多少色の変更と少々の仕様変更なので、そうそう古さを感じることもないと思います。大胆なモデルチェンジがあって、どうしてもそれが欲しいとなれば無理をするコトもありますが・・・。
基本的に破れたり壊れたりでもない限りは、「カッコいい」と思って「来年ね」というのが筆者の買い方です。
どうしても質はずせませんからね。
筆者が使用しているオススメ夏用グローブは・・・。
さいごに、筆者も使用しているオススメの夏用グローブを紹介させていただきます。
こちらは「Five」というメーカーの「Stunt」というモデルになりますが、ナイロンと革製の複合素材タイプのもので耐久性と通気性、軽快さを両方得られるモデルに仕上がっています。
![]() five ファイブSTUNT(BLACK/RED)
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手の甲と指の付け根部分にはベンチレーションがついていて、走行時には風を取り込んで手を涼しく保つことが出来ます。
また、写真では確認できませんが手のひらの付け根部分をガードするカーボンが使用されており、転倒時のダメージを軽減できるなど機能面の装備も充実しています。
かといって操作性に支障をきたす点は見当たりませんし、耐久性と涼しさが両立できるグローブなのではないかなと思いますね。
まとめ
今回は素材を分けて、夏用の安全なメッシュグローブを選ぶ方法について考えてきました。
- 材質を選ぶ
- 装備を選ぶ
- ブランドで選値段で選ぶ
多くの人がこの基準で商品を選んでいます。そこに「時期を選ぶ」という視点を入れれば割といいものが安く買えるというわけです。
一回だけポソッと言いますからよく聞いてください。
欲しいものは各社次のシーズンのカタログが出そろった時の量販店の最初のセールにゴーです。
サイズがなくなって来るのが欠点なので・・・。
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