通勤ですから、
体がヘトヘトに疲れてしまっている
そんな時だってあります。
良いときばかりじゃないので
落ち込んでいる日もあるかもしれません。
でもバイクならば
ほぼドアtoドアで職場につけます。
そしてお家に帰れます。
その上、バイクの運転というのは、おのずと集中力の高い状態をつくります。
なので例え仕事でよしなしごとがあったとしても、運転しているうちに頭の中で整理がついてすっきりすることが多いのです。
今回は通勤に楽しくて乗れて
快適なバイクを考えていきます。
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質感たっぷり、最近の125㏄スクーター
現在、125㏄スクーター比較的堅調に売れております。
今が旬といってもいいでしょう。
50ccの速度の規制や二段階右折等の不便な面が嫌われ、ビックスクーターより場所を取らない125クラスは保険の面でも維持費が安く大変お手頃です。
単に通勤の場面だけを考えて
バイクを選ぶとすれば、
- 通勤ラッシュとはできるだけ無縁なこと
- 手っ取り早く職場に到着できること
- 多少の積載性があること
- メインテナンスのわずらわしさがないこと
- 維持費もそれほどの負担にならないこと
これらを考慮すると、バイクより
スクーターに軍配が上がります。
そして現在こうしたニーズを反映して125㏄スクーター
を中心とした小型バイクブームが起きています。
ここ20年近く、減少の一途をたどってきたバイク人口。
バイク業界としてもこれを逃してなるものかと、
免許費用の負担を行うなどして、
気合十分のキャンペーンでさらなる新規顧客獲得に燃えています。
今でこそ”125ブーム”と静かに言われています。
でも、これは1998年ころからの2ストローク俊足スクーター人気からの流れなんです。
当時の新車17万円代半ばが平均でしたから、
最近の30万円代車が売れている現状は、
4スト化したことを差し置いても目を見張ります。
メーカー的には、質感に訴えて車通勤の人の目を奪うという狙いもあるのでしょうね。
そうして今のブームの火付け役となったのが・・、
参考元;https://www.honda.co.jp/PCX/
HONDA PCX125(写真は150)
新車価格324,900円
写真のPCXは最近マイナーチェンジされたものですが、
初代もスタイリングがよく社会的に注目されたモデルでした。
というもの発売された2010年は、リーマンショック後の余波が残る不景気の真っただ中。
しかしPCXは30万円代中盤とやや高めな価格設定ながらも、その年の不景気の中で最も売れたものランキングにその名があったというから驚きです。
このほかにも、ヤマハから
参考元;https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/scooter/tricity/color.html
こちらに至っては後ろ1輪・前2輪のユニークな形ですよね。
このトリシティー発売当時、
筆者はレンタカー店の店員でした。
レンタカーで用を足している常連のあるお客さんが「今日はヤマハの3輪車の発表会に行く!」と興奮気味に話していたのを覚えています。
数日後お買いになったトリシティーを嬉しそうに見せにいらして、それきりレンタカーを使わなくなってしましました。
どうやらトリシティーには
「これなら俺も!」
と思わず人を引き付ける力があるのでしょうね。
これだけの値段に質感がそれ以上に見えるということでしょうか、この辺が新規客を取り込む要因でそれに食いつくお客さん。
なんだかその現場を目の当たりにした
そんな気がします。
今のブームの中、数ある車種の中ではこの2台は2トップといったところですが、やはり30万円台超えの価格設定は導入費用を押さえたいライダーにはネックになるでしょう。
と思ったらこの辺はなかなかいいですね。
参考元;https://review.kakaku.com/review/K0000105591/
クラス最安です。
あのアドレスにも
今こんなのがあるんですね。
スクーターも最近はこうしたタイヤの径が大きくなったものは
走破性と乗り心地が良く受けています。
通勤バイク=スクーターでもいいけど…。
125㏄クラス販売台数好調なのは
もちろん歓迎すべきところです。
ただ、今のままというのはダメなようです。
業界の思惑は、通勤用にと125ccを入り口に新たに2輪車を購入した人が、バイクの面白さに気づいてさらに排気量の大きなバイクにステップアップしてくれることにあります。
しかし残念なことに125クラスのヒットが、他の排気量のバイクの販売につながっているような傾向は、ここ数年を待っても見ることができないのが現状です。
これは、
とても残念なことだと筆者は思います…。
しかも、日本自動車工業会の統計によると2014年10月を頭にこのクラスも出荷台数が減少の一途をたどっています。
参考元:https://jamaserv.jama.or.jp/newdb/
業界としても折角ついて保っている種火を弱めるわけにはいきませんし、末端のファンとしてもそれは望みません。
この原因も明らかで、単純に言えば
「125スクーターは『足』以上の存在になり得なかった」
ということです。
確かにスクーターは、
メットインの積載性も確かに便利ですし
メンテナンスが楽なのも魅力的です。
毎日雨風の中乗ってても、あまり錆とか気にしなくていいですからね。
しかし”オートバイ”として見たときに「移動のためのツール」
というのはオートバイの魅力全体の極一部でしかありません。
右手ひねれば走って当たり前ってのは便利ですが、味気ないような・・。
スクーターを求める多くの方々からすればそこが全てで、
それ以上のものではないということなのかもしれません。
通勤にはこんな性格の「バイク」を相棒にしてほしい
誤解や語弊を恐れずにあえて声を大にして言いましょう。
スクーターは確かにバイクより便利ですが、
バイクはスクーターよりはるかに楽しいです。
なので通勤には乗ってるだけで
元気が出てくるような、
遊び心があって出しゃばらない
そんなバイクを相棒にしていただきたい。
切にそう思うわけです。
荷物が入らない?
そんなことはリヤキャリアボックスを付ければ万事解決。
バイクでも今自分ンはメットや雨具の収納に困ることはありませんよ。
キャリアバックはこちらを御覧ください。
基本的に通勤の相棒として選ばれるバイクは、
- 低速トルクでのんびり走れるバイク
- ポジションが楽なバイク
- 全天候型で燃費もよい
- 俊敏なMY通勤特急
こんな感じのバイクが良いと思います。
筆者は会社に1000㏄のYZF-R1で
通勤したことが何度かあります。
これは全く個人的見解ですが、
大きいバイクだと逆に疲れちゃうんですよね。
やっぱりああゆうスーパースポーツバイクは、
気分の良い時にこそスカッと乗りたいもんです。
R1で出勤して仕事でやらかした日なんかには
つくづく思うんですよね。
「これで帰らなあかんのかぁ、R1はバッチリなのに、ライダーが不甲斐ないな」と…。
だから通勤のバイクってバイク自体がそんなに
セカセカしたものじゃない方がいいと思うんですよね。
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雨でも気兼ねなく使えて、ちゃんとMY通勤特急になる。
それでいて燃費もそこそこ良いのがまず一つ。
性格的には下からトルクがちゃんとあって、ちょっとアクセル開けただけで
モリモリっと引っ張ってってくれるような乗りやすくて頼れる感じ。
とにもかくにもまずこのバイクを見てください!
たららーんっ!
参考元;https://wiruswin.com/photo_gallery/yb125/
販売価格208,000円
価格も控えめですが、
何よりこれ、
かわいらしくないですか?
値段もとってもリーズナブル。
写真はノーマルのドロップハンドルをシンプルなバーハンドルに交換して、
シートも社外品にしてあります。
このプリッとした感じ、そしてSR400SPにもよく似た感じ。
これで原付ですよ。
何よりスクータにありがちな味気無さがない!
カスタムパーツも豊富に出てますから、
自分だけの一台をつくってみるもの楽しいですよね。
これなら通勤で往復するだけじゃなくて、
「一緒に休日どっかに行きたい」
そんな気持ちになると思います。
おすすめするのはこういう相棒バイクです。
ということでもう1台は……
参考元;https://www.kawasaki-motors.com/mc/lineup/klx125/
KAWASAKI KLX125
新車価格348,480円 リッター53.5㎞/ℓ シート高830mm
この辺まで遊び心のあるのって
素敵じゃないですか?
オフ車なので頑丈ですし、当然ちょっとしたオフ走行も遊べちゃいます。
オフ車の強さを活かした通勤快速。
サスペンションが良く動くので、街中では魔法のじゅうたんのような乗り心地に。
乗っていること自体がたのしい一台なので、
通勤も単なる移動ではなくなります。
かといって乗り手に忠実で出しゃばらないところもスバラシイ。
控えめで小柄な体格が魅力です。
実際、通勤時間帯には
よく街で見かけるようになりましたよね。
折角遊び心のある通勤バイクをご紹介していて、
このバイクに触れないわけにもいかないでしょう。
これです。
参考元;https://www.honda.co.jp/GROM/
HONDA GROM(グロム)
新車価格345,600円 燃費70.5㎞/ℓ シート高760mm
ワンメイクレースも開催されるようになり、今もっとも注目を浴びるバイクのうちの一台。
言ってみればフル改造モンキーを
メーカーが市販したようなバイク。
それだけに遊び心は満載。
ちっちゃいいけれど、
倒立サスにモノサスでスポーツ心も満載。
会社までの通勤快速にはちょうどいいサイズ。
デジタルの中でもうれしいのは
時計内蔵のメーターですね。
押しの強さもあり、引っ張ってってくれるオシャレな相棒です。
125ccを中心にご紹介していますが、50ccの原付に、優しくて静かで強い忘れてはならないあいつがいます。
それは・・。
参考元;https://www.honda.co.jp/LITTLECUB/
リトルカブ
新車価格216,000円 リッター106km/ℓ シート高706mm
なんたって燃費の王様世界のカブ
マンガ「ばくおん」でも
『スーパーカブは貧しい国の人々にこれまでどれだけの幸福と自由をもたらしただろう』
なんてセリフがあります。
タフさと経済性はお分かりいただけるでしょう
リトルカブには独特のレトロでエレガントな感じが与えられ、
思わず包みたくなる感じでしょ。
50㏄の場合、二段階右折や30km/h制限の為、町間をつなぐコミューター的な移動は本来苦手です。
でも それがカブが相棒なら、
長距離を乗っても疲れ知らずに行くことができます。
通勤からお散歩までほんとに良い相棒になってくれるでしょう。
私鉄電車で駅6つくらいなら50㏄、
通勤快速みたいに駅を飛ばしつつ
4つか5つくらいの移動には
125・・なんてちょっと適当ですね、
でも、感覚としたら快適な移動範囲はそんなところでしょうか?
JRの快速みたいに、3つ4つの駅で相当移動するとしたら、
毎日でないとしてもたまには高速に乗れた方が楽かもしれませんね。
となるとこの辺のバイクもいいですね。
参考元;https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/sportsbike/tricker/color.html
YAMAHA トリッカー
新車価格は427,680円 シート高810mm 平均燃費39.0㎞/ℓ
筆者がセカンドバイクとして
実際に通勤に使っていたのが
こちらのトリッカーです。
トレール車がベースですから頑丈ですし、100km/h巡航もこなせます。
とにかくシンプルな作りで車体が軽く、エンジンは非常にトルクフルで粘り強い。
このエンジンの加速の出すぎずに元気なこと。
乗ってて楽しくなるっていうのはこういうことかと思う一台です。
そして最近の注目は、
参考元;https://www.kawasaki-motors.com/mc/lineup/z250sl/
KAWASAKI Z250SL
新車価格 437,400円 シート高785mm 平均燃費39km/ℓ
KAWASAKIの忍者シリーズの単気筒モデルのSLのネイキットですね。
2気筒モデルもあるのですが
毎日の通勤と考えると
燃費優先でこちらの単気筒がいいでしょうね。
きっと良き相棒になってくれます。
まとめ
貴方の「通勤」、「痛勤」になっていませんか?
電車の20m車内無差別プロレス状態を戦うも電車はノロノロ運転で1時間、車で行こうにもラッシュアワーでは動くものも動かず、2時間以上もかかってしまいます。
でも同じ時間に会社まで、
バイクではたったの45分。
おまけに誰とも接触することなく季節の風を感じながら気晴らしまでできちゃいます。
スクーターもいいですが、
やっぱりおすすめはバイクです。
バイクのギア操作の面倒に思わなくなると「愛着」というものが出てきます。
「バイクに性格がある」そんな風にも思えてくるんです。
でも、「あ~、この人頭がアレな人だぁ。」なんていわないでくださいね。
つまり、マシン任せで走ってくれるのがスクーター。マシンと協働して一緒に走らせているのがバイク。そんな気がします。
バイクがスクータ以上にかわいそうなのは「乗らないとわからない」ことです。
そして最悪なのは世の中で乗ったことのない多くの人に「危ない」の3文字で片づけられることです。
結局、スリだ痴漢だに注意しながら、電車乗るのもリスキーじゃないですか。
20mの社内プロレスを毎日2回?こんなアタリマエは要りません。
車で通うにもラッシュで詰った車の中で、
始業時間の時報を聞くあのいたたまれなさったらありませんよね。
クルマにはない感覚なんですが、バイクと会話してる感じってあるんですよね。
時に疲れたとき。
乗ってるとまるで「まぁそんなこともあるよ、元気出しなよぉ」って背中おしてくれるような、優しいところもあるバイク。
結構いますよ。バイクならそういう結構いい奴が・・。
もっと多くの人に出会ってほしいんです。
優しいバイクたちに。
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