世界でいろんなバイクの展示会や見本市が開かれる秋。
「次はこれだ!」とひそかにへそくりの備蓄を始めている方も多いことでしょう。
「しかしこんなヘソクリじゃぁよぉ」と思いつつ今までお供にしてきたカワサキZRX120ダエグ、買い取りに出すかどうか、まさかねぇ…?
そんな時はまず、こちらのバイクワンの自動査定で大体の査定額を見てみてください。
30秒ほどで個人情報の入力も要りませんので安心してお試しいただけます。
結構高い査定額が出てるんじゃないかと思いますが、「実際の査定による金額が優先されます」という注意書きも忘れずに読んでくださいね。
「どうせこんな高いわけないじゃん」なんてはなから諦めるのはもったいないです。
筆者は元買い取り店店員で、買い取ったことももちろん、客として買い取りのロジックを逆手にとった高額で売りさばくことも数多く経験してきました。
お手もとのカワサキZRX1200DAEG(ダエグ)、今回は商品としてこちらから値段を提示して強く売りにでる「売り渡し」その方法をお伝えしていきます。
Contents
ZRX1200DAEGの概要と買い取り前提の準備
多くのファンを持ちながら、今年このファイナルエディション(写真)を持って生産終了されたカワサキの名車、それがZRX1200の系譜を引き継いだダエグの特徴です。
ZRX1200DAEGはこんなバイク
参考元;https://www.kawasaki-motors.com/mc/lineup/zrx1200daeg/
- オーソドックスながら他社とは違う独創的なスタイリング。
- コンパクトさとハンドリングの良さが抜群な車体
- 6速クロスミッション
- 水冷4発のインジェクションはクラス最強110psのゆとり。
「国内仕様」を逆手にとって扱いやすさと速さを実感できるバイクとして知られています。
若者から熟年層まで幅広いライダーに受け入れられています。
中でも熟年層からの指示は圧倒的で熱いものがあります。
おじさんたちの頭の中では今も…
参考元;https://natary609.cocolog-nifty.com/blog/cat22395094/index.html
80年代にAMAスーパーバイク選手権で活躍した天才エディー・ローソン(写真)
彼が走っているのです。
先代ZRX1100-ⅡやZRX1200Sというカウルなしの丸目一灯モデルが、たったの1000台しか売れなかったというのはその証として知られた話です。
(他社のネイキットバイクはカウルを付けると売れないと言われているのにカワサキは逆)
カワサキのネイキットと言えばこのビキニカウルと四角いライトが’80年代「ローソンレプリカ」と呼ばれた’82年のZ1000R、’96年にもZRX1100としてリバイバル、そしてZRX1200Rからと34年もの長い間受け継がれてきました。
勿論DAEGもその「正当な継承」の中で進化の頂点にあるバイクです。
「なんでダエグがこの形なのか」それを知っててほれ込んで離さない。
DAEGはそんな歴史を背負ったファンを持つ数少ない車種だと思います。
Kawasaki愛の分だけ強まる別れの辛さ、そこを何とかお金に
しかし、本当にDAEGに乗ってる人は愛着たっぷりに乗ってらっしゃる方が多いですよね。
筆者の周りにも結構DAEGに身代つぶす勢いで貢いでいる人がたくさんいます。
ですからこの車種を買い取りに出すというのはよっぽどのことでしょう。
いずれにしてもこれまでの思い入れの分だけ目いっぱいお金にしないとですよね。
ならば、査定に出すときに「ただ電話してみてもらう」これでは絶対だめです。
ちゃーんとホコリを落としてチェーンのサビを落としたりしてからでないといけません。
「売ると決めたらDAEGはもう商品として扱う」これが鉄則。商品としての細かい仕上げを意識した洗車のテクニックはこちらで紹介しています。
ご参考に実践なさってみてください。
ZRX1200DAEGの欠点やリコール対策、まずは修理を万全に
ZRX1200DAEGの場合、特に大きな不具合はないようですが、リコールが一つ出ています。
参考元;https://www.kawasaki-cp.khi.co.jp/recall/16-08/index.html
↑メーカー発表によると、シリンダーと冷却配管との接続部のOリングの取り付けが不適切なため、冷却水が多量に漏れ出す恐れがあるというものです。
対象は27年10月~28年7月迄に製造されたZRT20D-022003 ~ ZRT20D-023339ということで、おそらく2009年からの車歴を考えると、中古車市場に大きな影響を与えるほどではない模様です。
しかし万一該当車両をお持ちでしたら、カワサキの販売店で対策修理を施行してもらうことをお勧めします。
(※施工済み車にはステアリングヘッドパイプの車台番号打刻位置付近に No.3884のステッカーが貼付されます)
もし該当車両を買い取りに出すときには
リコール対策をしているということを査定の際にしっかりアピールしましょうね。
また球切れであるとか、ちょっとした故障、特にバッテリー切れ等、少し手をかければ改善できる故障は必ず直しておきましょう。
この対応がしっかりできているだけでも、売りとしてはわりと強気に出られますよ。
年式ごとの仕様や車種の特徴を把握しておこう
ZRX1200DAEGは2009年に、それまでのZRX1200Rの環境対応モデルとして誕生。
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他社モデルであると国内専用と逆輸入車とでは後者の方が人気があるのに対して、
ダエグは国内を走ること、日本人に合わせた設計をした国内仕様だからこそのバイクです。
それは逆輸入車の性能を抑えるということではなくて、エンジンは同クラストップの110psを誇り、実用域での扱いやすさを存分に発揮します。
公道上で多くのライダーに受け入れられやすい足の良さとコンパクトさが受けています。
「DAEG」としては車歴が浅いですが、「DAEG」に至るまでの歴史は先述した通り。
ライダー層は若年層よりはるかに熟年層が多いと言われ、スピードよりも乗り心地、あるいはカスタムを追求するライダーに人気の車種です。カラーリングはソリッドカラーや、黒とブラウンのツートンなどが、「大人のバイク」として人気ですね。
しかし何といってもローソンカラーは「男Kawasaki」の旗印として不動の人気を誇ります。
カスタムパーツはどうしよう?
カスタムパーツもダエグ用には様々なものがありますが、オーリンズサスのフロントサスやフルエキチタン等あるいはマグネシウムホイールなど、ノーマルの226Kgの重たい車体を軽く、のりごこちUP系のものが人気です。
中でもローソンカラーの場合、大年のZ1000jに近づけるセオリーにのっとったものは評価が高くなります。
たまにメッキ系のパーツでギラギラにしたカスタムもありますが、その辺りでは要相談です。
カスタムした場合、
買い取り屋さんとしては「マフラー社外」の一言でかたずけてしまう業者さんも少なくありません。またどのパーツの見分けやパーツ単体の値踏みができない業者さんも多いのが現状です。
ですので、パーツだけ別にを売るかどうか迷うところですよね。まずは査定依頼の電話の中でカスタム内容を伝えたときに業者さんが乗って来るかどうかを見ましょう。興味がなさそうであればノーマルに戻すことをお勧めします。
もし、「カスタム内容も含めて査定させてください」と、前向きに言われるのであれば
どこの幾らするパーツがどういう状態で付いているかリストを作っておきましょう。
マシンをっピカピカにして装着パーツのリスト迄見せられたら、査定員さんも下手な値段はつけられませんからね。
ZRX1200DAEGの買取相場目安は?
査定員さんの提示金額でそのまま売っちゃうなんてもったいない!
「売り手が金額を提示してできるだけ寄り付いてもらう」
ともかく「強く売る気を見せる」ここが高額査定のポイントなんです。
まずそのためには売り手がバイクの相場を理解しておく必要があるんです。実際に相場を理解するためのポイントは2つ。
- お手元のZRX1200DAEGの年式や仕様を把握しておくこと
- 中古車情報サイトでZRX1200DAEGの相場を把握する
意外に簡単です!では、各年式ごと筆者が目安として予想金額をお示しします。
予想参考価格ですのでその旨ご承知おきください。
ZRX1200DAEG 査定額の予想相場 | |||
発売年 | 車両名 | 型式名 | 相場 (万円) |
2009~2015 | ZRX1200DAEG | EBL-ZRT20D | 47.5~75.5
|
型式の特長
ZRX1200R とは一線を画くように国内専用モデルとして企画され ブレーキは6ポットクキャリパーからタッチのいい4ポットに変更。 シートも長距離ツーリングを意識してしりが痛くなりにくいよう配慮してある。 ‘82年のZ1000Rを模したカラーとエンブレムなど、ファイナルエディションには往年のファンの所有よくを満たすための装飾が随所に凝らされている。 シートもその一環でレトロな外観に加え、スタンダードよりも5mm
特筆すべきモデルチェンジはなく、2月あるいは11月か12月になるとカラーチェンジが行われる程度。 特別仕様も数回発売されているが、オーリンズサスのグレードアップ等があったほかは装飾中心の特装であるため、査定価格としては大きく左右されるものではない模様。 |
※予想価格は中古バイク情報誌の12月3日現在の販売価格から参照。
今回は距離を15,000km~30,000km
下記条件にて設定して買い取り額を想定しました。
判定条件として
- 完調・美車・欠品なし
- ノーマル
- マフラー等小改造車
を想定しています。
(※査定価格に近くなるよう配慮はしていますが、実際の価格と多少ずれることもあり得ます。)
(※また相場も絶えず動きますので、査定をかける前に後述ご紹介する方法を参考にご自身で提示額を策定してください。)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「DAEGに乗れば大人になれる」
「DAEGに乗れば男になれる」
そういわれるほどダエグは本当に大人好みのバイクですよね。
今回ZRXシリーズとしては一幕終えることになりますが、懐古主義を未来のバイクに活かすのが得意なKawasaki。このローソンタイプのスタイルはこれからも何かしらオマージュされた次のモデルが出てくるのではないでしょうか?
それもまた楽しみです。
さて、バイクの「買い取り」というといろいろネットで噂されるように心配は付き物ですが。
今回もその経験からお話ししているのですが、
更に強力に査定額を吊り上げる方法を方法を下記にまとめました。
これは業者さんが来る前に必ずご覧ください
必ずお力になれると思います。
もちろん、洗車と軽整備は事前に済ませておきましょうね。
高額査定獲得、検討をお祈り申し上げます。
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