毎年秋になると来年モデルのバイクってたくさん発表になりますよね。Kawasakiで言えばH2も気になりますし、ZX-10Rの毎年の進化もあります。
でも新車を買うとき、今乗ってるバイクの査定額って気になりませんか?
最初に30秒ほどで済むバイクワンの査定をして査定相場をサクッと把握しておきましょう。この記事で紹介している高額買取のノウハウでは、一番高いとされる査定額に際限なく近づける方法を紹介していきます。
では、今回は名車中の名車であるGPz900Rについて。
買い取り相場を探りながら高い提示価格で買い取らせる「売り渡し」のコツをお伝えします。
Contents
GPz900Rの概要と買取前の準備すべきポイント
車歴の長~いGPz900Rですよ。
1984年に初代モデルA1が発売されて今年で32年。北米で「Ninja」と名付けられ、人気映画でヒーローが乗ったことで爆発的人気車種となりました。
トップスピードが当時最高の250km/h、今で言うH2的な存在がこのGPz900Rでした。
ほぼ毎年イヤーモデルを出しながら2003年に最終A16まで進化を重ねたロングセラーモデルで、最終モデルとなったA16からしても13年が経過。
20歳から乗ったA1のファーストオーナーさんだったら有に52歳、最終A16からでも33歳。Kawasaki愛の濃いオーナーさんの思い出があふれるほど詰まっているのは間違ありません。
別れ際、思い出を形にするべくしっかり洗って整備して、愛情かけて高額査定を狙いましょう。
GPz900Rの持病は査定前に直しておこう
GPz900Rにつきものなのが、この2つ。
- 雨水の浸食による1番プラグのかぶり
- サーモスイッチ劣化による冷却ファンの不動
- A10以前の個体で起きやすいワンウェイクラッチの問題
古い個体に共通して目立つ2大ウィークポイントです。
既に障害がてている個体については、査定員さんに見せる前に、
- 最悪1番だけでもいいので新しいプラグにする。
- 雨が降ったら一番側にたまった水はマメに取る。
- 手に入れば造作もないサーモスイッチはしっかり交換する。
- 壊れているものは仕方ないが、弱いバッテリーでの始動は避ける。
ここまでの対処だけで、5,000円~10,000円上乗せも夢ではありません。
年式ごとの仕様・車種の特徴も把握しておこう
GPz900Rの場合、A1~A16まで実に車歴の長いモデルです。
A6以前はカスタムの方が高い傾向がありますが、A7はフルノーマル欠品なし美車に高額プレミアがつきます。
GPz900R高額車の一例↑
参考元: https://www.goobike.com/bike/kawasaki__gpz900r/
カスタムは付けたままがいいか外した方がいいか査定員さんと相談しながら決めた方がいいですね。
カスタムによって査定額が上がったり、下がったりすることもあります。
売却の際ご自分のバイクが
- どの年代のどの仕様なのか
- どういう特徴があるのか
- どんな変更がなされているのか
などなどを、しっかり把握しておくことが高値を提示する武器になります。
もはやビンテージモデルの領域に入って未だに根強い人気がありますね。それだけに売り渡しに際しては、査定員とオーナーのカスタム知恵比べ的な要素の多い車種でもあります。
特に、カスタムの種類や距離の若い個体によっては250万~300万以上のプレミアがつきます。
GPz900Rの年式・形式別買取相場目安は?
査定員さんの提示金額で手を打つのではなく、売り手が金額を提示してできるだけ折れてもらいたいですよね。
そのために売り手もバイクの相場を理解しておく必要があります。
更に相場を理解するためのポイントは2つ
- 愛車の年式や仕様を把握しておくこと
- 中古車情報誌やwebで売却車種の相場を把握する
この二つです。
参考のために、最新版の価格査定の参考表を設けます。ご参考になさってください。
GPz900R 年式・特長・各予想相場 | |||
発売年 | 車両名 | 型式名 | 相場 |
1984 | GPz900R | ZX900-A1 | (万円) |
型式の特長
風洞実験を繰り返し当時最速の最高速250km/hを実測で記録。11馬力の4バルブDOHCエンジンはじめすべてが画期的なバイク。 フロントに16インチホイールを装着 フロントフォークにアンチダイブ装置(今で言うABS的な役目の装置)がついている。 Ninjyaという愛称も本来このバイクの為のものだった。 フレームNo.ZX900A-000001~ , ZX900A-015004~ , JKAZX2A1=EA000001~ |
9~38 |
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1985 | GPz900R | ZX900-A2 | |
型式の特長 フロントに16インチホイールを装着 フロントフォークにアンチダイブ装置(今で言うABS的な役目の装置)がついている。 北米仕様のみ No.ZX900A-015001~015003 , ZX900A-015501~ , JKAZX2A1=FA015001~ |
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1986
|
GPz900R |
ZX900-A3 |
11~24
|
型式の特長
エンジンヘッドの エンブレムデカールの変更 フロントフォークの No.ZX900A-031001~035100 , JKAZX2A1=GA031001~ |
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1987 |
GPz900R |
ZX900-A4 | |
型式の特長 カラー変更のみ。 No.ZX900A-035101~ |
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1988 |
GPz900R |
ZX900-A5 | |
型式の特長 ブレーキディスクが No.ZX900A-038501~ |
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1989
|
GPz900R |
ZX900-A6 | |
型式の特長 一部の仕向け地用に No.ZX900A-042001~ JKAZX2A1=KA042001~ |
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1990 |
GPz900R |
ZX900-A7 |
25~42 |
型式の特長
フロントホイールの17インチ化 ホイールデザイン変更 スポンサーリンク フロントフォーク アンチノーズダイブ機構 ディスクのフローティング化と 重量も6㎏増となった。 No.ZX900A-048001~ |
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1991 |
GPz900R |
ZX900-A8 |
国内 20~30海外 28~35 |
型式の特長
この年国内で初の750㏄オーバー販売解禁となった。 180㎞/ℎ86馬力制限ながら国内仕様が誕生した。 国内仕様スピードメーターの方がタコメーターより大きいのが特長。 国内仕様の方が安価だったのでよく売れた。 No.ZX900A-058183~ |
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1992 |
GPz900R | ZX900-A9 | |
型式の特長
A-9が発売されたのは日本のみ。 A-1との見分け方は足回りの装備の違いと国内専用のシートのタンデムベルト。 No.ZX900A-063001~ |
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1993 |
GPz900R | ZX900-A10 | |
型式の特長
温水キャブレターを追加。 ホイールがゴールドではなく シートのベルト、 この後1998年まで 海外向けではこれが |
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1998 |
GPz900R | ZX900-A11 |
国内 海外
|
型式の特長
北米・欧州はZX-9 Ninjyaに道を譲り、マレーシア仕様として復帰? ライムグリーンで 環境対応フルパワーの108馬力。 No.ZX900A-078001~ |
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1999 |
GPz900R | ZX900-A12 | |
型式の特長
ブレーキとサスの強化 フロントがTOKIKOの6ポット リヤサスはガス封入式に 国内仕様は最終型へ No.ZX900A-085001~ |
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2000 |
GPz900R | ZX900-A13 |
50~125
|
型式の特長
マレーシア仕様のみ 日本への輸入台数328台と希少 パールクローム・イエローが新色として加わる。 No.ZX900A-090001~ |
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2001 |
GPz900R | ZX900-A14 | |
型式の特長
カラーリング変更のみ 見分け方としては No.ZX900A-092001~ |
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2002 |
GPz900R | ZX900-A15 | |
型式の特長
さらなる排ガス規制の為、 この年発売のバイクから マレーシア仕様のみ No.ZX900A-095001~ |
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2003 | GPz900R | ZX900-A16 | |
型式の特長
最終モデル マレーシア仕様のみ。 カラー変更配色はA1に似ているがデザインが違う。 並行輸入車にはないが No.ZX900A-097001~ |
執事参考元、https://www.m-bike.sakura.ne.jp/?p=36393
https://www.m-bike.sakura.ne.jp/?p=36444
フレーム番号出典元;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83% AF%E3%82%B5%E3%82%AD%E3%83%BBGPZ900R
※予想価格は中古バイク情報誌の11月3日現在の販売価格から参照。
※※ A1の走行距離不明車でもカスタムで高価になる場合があります。
なので今回は距離を不明~45,000km下記条件にて設定して買い取り額を想定しました。
判定条件として
- 完調・美車・欠品なし
- ノーマル
- マフラー等小改造車
を想定しています。傾向としてA1~A6まではノーマルで距離なりの一般的な査定価格です。しかし、カスタムの内容次第で60~80万円が期待できる個体もありました。
反対にA7以降はノーマルで無傷であるほどプレミアがつきます。
特にファイナルで無傷低走行エンブレム付き説明書等全完備の状態で160~250万円の売値がついています。
距離なりの傷み具合がある個体なら50~60が基本になりますが、これもやはりカスタムの内容次第で大きく化ける傾向があります。
これほど査定員さんの知識とオーナーさんの売り渡しのガチ勝負になりそうな車種もれません。
(※いずれも筆者の買い取り経験に基づいて買い取り参考価格を想定しています。実際の車両状態や条件・業者によって査定価格に差があることをご了承ください)
まとめ
ちょっとクイズです。
これ↑、Aいくつでしょう?
参考元;https://m-bike.sakura.ne.jp/wp/wp-content/uploads/2012/12/gpz900-2/13/02.jpg
答えはもうお分かりですよね。A13です。いや~、とにかく大変ですよGPZ900R。
でも、おまけに年式によってプレミアがつきさらにカスタム次第で大化けする。
こんな車種だからこそ知識の浅い業者に売ることもないですし、家族任せの買い取りなんてナンセンス!これほど売り手が知識武装して「売り渡し」が必要な車種もそうはないですよ。
面倒な手続きは買い取りのプロが2週間もあれば無料で代行してくれます。あとの問題は業者選び?そうですよね。
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