教習所に通う前にすでにバイクを購入する方もいると思いますが、免許を取得してから初めてのバイクを購入する方もいらっしゃると思います。
「なんのバイクにしよう…。」
とGoobikeや近所のバイク屋をウロウロして、モヤモヤしてクランクの半クラもつい疎かになって立ちごけをかます…なんて方もいらっしゃるのでは?(私だけですね)
筆者は極端なので、上のようになり
鬼のように立ちごけしたクチですが、
今回は初心者が選ぶ最初の一台に
オススメのバイクを紹介していきます。
- いまはまだ原付きバイクに乗っている方
- 免許をとろうとしてワクワクしている方
- これからバイクに乗ろうと思っている方
- いずれはバイクに乗りたい方
この記事を読まれる方には様々な方がいらっしゃると思いますが、これからバイクに乗る方は「何に乗るか」が一番気になることではないでしょうか。
125cc、250cc、400cc等様々なクラスがありますが、今回は
- どんなバイクが初心者にオススメなのか?
- バイク初心者にオススメな相棒の選び方
- 筆者のオススメする具体的なバイク車種
などなどを紹介していきます。
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Contents
初心者ライダーにとってオススメなバイクとは?
バイクは直感でビビッ!と来たものを選ぶ
だけでも良いのですが、初心者時代には細かい中古車の不具合も気づきにくく、ウキウキで購入したバイクが翌月にはバラさなければいけなくなるほど傷んでいた…なんてケースもよくあります。
特に古い年式のバイクはまだあまり予備知識がないと、安いと思って購入したら後から修理費が意外と高く付いてしまった、なんてケースもあります。
もちろん好きなバイクであれば、それを購入してしまうべきでしょう。
でも、もしも
「できれば長く付き合える1台を選びたいな~!」
と思うのであれば、なおさら選球眼を鍛えるために引き続き読み進めてみてください。
また、筆者も過去には2型のバリオスを購入したとき、そういう経験を味わってきたので、
「どんな基準で初心者向けのバイクを選ぶべきか?」
というお話をまずはしていきますね。
初心者にオススメなバイクの選び方
ライダー初心者にはまず、
- できるだけ高年式、または新車のもの
- ライディングフォームのクセがつきにくいもの
- 扱いきれるパワーであるもの
- 足つきのいいもの
といった条件にあてはまるバイクをオススメします。
理由を順番に解説していきますね。
できるだけ高年式、または新車のもの
バイクを選ぶ場合にはまず、できるだけ新しいものを探しましょう。
安くてお買い得なバイクがいい、という場合にはも、低走行のものであっても年式が10年以上経過していないか?などを確認すべきです。
バイク屋さんでは引渡し時によほど壊れるような状態の部品ならさすがに交換してくれますが、サスペンションのシールなどの微妙なオイルの滲みなどは無かった事にするようなところも存在します。
筆者、過去にはバリオス2を初めてのバイクとして購入したのですが、最初は知識がなくて全然わかりませんでした。
が、
今振り返ってみれば最初からフロントフォークやリアサスペンションのチューブにオイルが滲んでいたり、サイドスタンドのセンサーのスイッチが本当はこわれていたりとか…。
筆者が購入したお店が「そういうお店」だったのかもしれませんが、事前知識がないとお店ふくめ、良い悪いを判断しにくいので
「できるだけ新しいものを手に入れる」
という事を念頭においておきましょう。
また、バイクを購入するお店も対応が良かったり、長いこと運営実績のある所などをオススメしますね。
ライディングフォームのクセがつきにくいもの
教習所時代で学んだ「ニーグリップ」やクラッチ操作などの基本動作が大きく崩れないバイクを選ぶのがオススメですね。
ともすればCB400スーパーフォア!
になってしまうのですが、それでは面白くありません。
もちろんCBも非常に乗りやすくて、おまけに壊れにくいのでオススメですが、
「教習車と比べて大きくフォームが違わないバイク」
を基準に選ぶといいです。
たとえば、教習所を卒業した途端いきなりアドベンチャーの大型はアドベンチャー(冒険)しすぎですし、最初は鬼のように立ちごけするかもしれません…。
また、ジョッキーシフトで足でクラッチを切るようなチョッパータイプのバイクも、慣れるまでは乗り手に結構な技術を要求されるので、最初の1台にするのは大変かもです。
信号待ちでエンストなんてしようものなら、本気でテンパるでしょうからね…。
乗りこなした時の快感もひとしおですが、まずは教習車フォームからが立ちごけのリスクも最小限でオススメですよ!
扱いきれるパワーであるもの
バイクは250からリッター超えのマシンまでピンきりなのですが、初心者のころは扱いきれるパワーのものをオススメします。
いきなりハヤブサやハーレーのビッグツインなんてのもオツかもしれません。
ただ、
低速時の取り回しから高速スピード時のコーナリングには技術を要する場合も。
また、初心者の頃は「心のブレーキ」もまだ甘いことがあり、スピード出しすぎで「曲がれない!」となり、不慮の事故にあう事も考えられます。
最初は250でも十分なパワーがありますし、まずは
「扱いきれるパワー」
を念頭にバイクを選んだほうが、初心者の頃は維持費や任意保険の安さ含め、トータルで楽しめますね。
高速道路に乗り始めてパワー不足を感じるようになった時に初めて排気量アップを検討するのも遅くありませんよ。
足つきのいいもの
ここもメチャ大事です!
初心者の方にとって間違いなく重要なポイントは「足つき性」と「車重」の2点です。
慣れないうちはちょっとしたことでもバランスを崩して転倒しがちですので、オフロードなんかは難易度高めなんですね。大型でなくとも、ZZR400などグラっと来るバイクも結構あります。
足つきがよく、車重が軽ければそれだけで転倒のリスクを減らせますし、またもし転倒しても
- バイクのダメージを最小限に抑える
- 自分へのケガのダメージを抑える
- 心のダメージも極限まで抑える
といった3つのメリットがあります。
オフロードバイクは未舗装路の走行ができ転倒を前提に作られておりダメージも少ないのですが、軒並み足つきが悪いです。
比較的足つきがいいと言われているオフロードバイクのセロー250でさえシート高は810mmです。
170cm前半の身長だったら、足がツンツンになります(筆者談)
これがネイキッドやフルカウルであれば5センチ以上低いものばかりなので、日本人には優しいですね。
それではオススメの初心者向けバイクを紹介!
初心者バイクとは銘打っているものの、別に性能の面で劣っているというわけではありません。
むしろトータルバランスが良く、誰からも受け入れられやすいオールマイティで操作性・メンテナンス性のいいものを今回はチョイスしています。
筆者の主観で決めた部分もあるのですが、ぜひ参考にしてみていただけましたら幸いです。
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まずはネイキッドから!
ネイキッドモデルのバイクは、エンジンがむき出しになったバイクの基本形。
CB400SFなどがこれにあたりますね。
メンテナンス性もよくバイク外観が良く分かり、
「どの部品がどういう役割をしているのか?」
というのも見ながら楽しむことができます。
また、高速の走行風は抑えられないですが、別売りのスクリーンやシールドを付けることで高速巡航時の走行風を抑えること自体はできますね。
VTR250
ライダー界ではいわずとしれた優等生バイク。
全く壊れないとも言われているホンダの伝統のV型2気筒エンジンを搭載したバイクで、初心者ライダーにとってもトラブルの少ないバイクというのはそれだけでも頼もしいです。
その耐久性を買われバイク便などでもよく見かけますね。
また、
シート高が低いため大変足つきがよく、
小柄なライダーや女性にも好まれます。
VTR250のシート高は755mmとなっており、足つきが悪いと倒れかかったときのひと踏ん張りができないため安心できます。
車重も160kgほどと非常に軽量で、取り回しもよくツーリング先の駐輪場なんかでも切り返しが非常に簡単にできるのが魅力ですね。
専用のリアキャリアもあり、拡張性が高いのも嬉しいです。
ハンドルもよく切れるため操作もしやすいでしょう。
ただしギアが5速までしかないため、高速道路などでは物足りなさを感じてしまうかも。
それ以外はオールマイティで非常におだやかなバイクです。
新車価格598320円からですが、中古市場でも球数が多いのでお得な物件もたくさんありますよ。
GSR250
スズキの250cc並列2気筒エンジンのバイク。
最近発売が増えた250スポーツのネイキッドタイプとして登場したモデルですが、トルク重視で低速から扱いやすい=エンストしづらい、というのも魅力なのではないかなと。
車格は大柄ですが、シート高さが780とある割には全幅が抑えられているので足つきも良好。
GSR250が販売されてからまだ数年しか経っていないので、アフターパーツや純正パーツ、程度の良い中古車が多いのも魅力です。
250ccクラスの中では大きな車格を持ち安定した走りが期待できて、高速道路でも安定した走りが期待できます。
24馬力と性能はそこまで高くありませんが、250のツインエンジンで最高出力を使う場面はそう多くはないのでしょうか。高速道路の追い越しぐらいですが、そこまで頑張んなくたって楽しいバイクです。
さほど気にすることではないと思いますね。
新車価格は456840円と他の250ccモデルよりも10万円ほど安くなっています。安価なのがスズキのいいとこでもありますね!
ホーネット250
現在は生産終了しており新車がないため中古を探すことになりますが、
「超官能的な初心者にもおすすめなバイク」
です。
今は絶滅した250cc並列4気筒エンジンを搭載しており、レーサーマシンのような独特の甲高い音を出して走ります。カムギアトレーンという出力伝達機構となっているため、ヒュンヒュン回る独特のが特徴的。
現行の250は2気筒しかありませんが、4気筒ならではのマルチサウンドを楽しめる車種です。VTR同様良好な足つき性も持っており初心者向きではないでしょうか。
ただし、こかすとまず張り出したタンクが凹むので修理代10万円コースは確実です。
また、タイヤは兄弟車のホーネット600のように太いリヤタイヤを履いているので、ランニングコストは他の250ccよりも高めでしょう。(あと、カスタムパーツも多いので…。)
他メーカーの似たようなモデルには、カワサキのバリオス、スズキのバンディット、少し古いですがヤマハのジールなどがありますね。
いずれも新車では買えないので程度のいい中古車を見つけるところが勝負です。中古の相場はまともなものだと40万円~となっていて、高額なのが人気の証拠!って車種の代表格ですね。
フルカウルバイクのオススメ
ネイキッドと違いカウルを装着したモデルで、風を受け流すスタイルのためツーリングでは疲労を軽減させられます。
レーサーマシンを意識したデザインのものも多く、やや派手で攻撃的な見た目になる傾向にありますね。
カウルにより風を受けにくいため長距離走行や高速道路で余裕を持って走行できますよ。また、配線やスイッチ類をカウルで隠すこともできます。
ETCやグリップヒーター、ナビなどをつけたりした時にネイキッドよりも配線処理が楽なのがいいですね☆
デメリットとしては、転倒したら余計にカウルの修理代がかかることでしょうか。また、若干車重が増えるという点もあります。高速道路で大きな橋などで吹く横風にも弱い点がありますね。
しかし走行風が軽減できたり、雨を直撃せずに済んだり、見た目がデカくなるので所有欲が満たせたりと、受ける恩恵もデカイです!
では、フルカウルバイクのオススメを紹介していきますね。
YZF-R25
ヤマハの並列2気筒エンジンを搭載したバイクです。
カワサキのニンジャ250シリーズの対抗馬として作られたバイクですが、
「毎日乗れるスーパーバイク」
をコンセプトに作られており、
扱いきれるパワーを操って
回しても良し、街乗りも良しの
いいバイクですよ。
メーターも白光りするLEDは斬新ですし、ヤマハならではのオシャレ感もありますね。
軽く足つきもよく、適度にパワーもあるため非常に扱いやすい1台です。新車価格556200円から。
中古ですでにカスタムされているものでも、新車よりお買い得でまだまだ若い個体が多いので変なクセも出てないでしょうし、オススメです。
低排気量のトレンドをうまく取り入れた1台といえるでしょうね。
NINJA250
250ccブームの火付け役となったカワサキの250ccバイクNINJA250Rの後継機。
見た目もよく、パワーもあり人気が高いです。メーターまわりのスポーティさもいいですね!
また、各社からカスタムパーツも出ており、購入したらバックステップ、スリップオンあたりは誰もが入れるのではないのでしょうか?
中古パーツも比較的入手しやすいので、その点含めて250ccクラス帯ではある意味お買い得な選択になるのかもしれません。
172kgと前述のYZF-R25の166kgよりも若干車重がありますが、その分走行時の安定性は高いです。高速巡航も楽ちんですし、漢カワサキの入門車として最高の1台になりますね。新車価格は553500円から。
CBR250RR
ホンダが2017年に発売した最新の250ccフルカウル。
ハッキリ言って同クラス帯では一番高額なバイクですが、すでにノーマルで本気装備です。
- 倒立フォーク標準装備
- 各種灯火類LEDフル装備
- 交換トラスフレーム採用
と言った具合で、ホンダの本気が垣間見れる1台ですね。
出力は38馬力と現行250ccの中では最高となっており、スロットルを器械ではなくコンピュータで制御する電子制御スロットルや走行モード切替、剛性が高くバネ下重量の軽減できる倒立フロントフォークなど大型バイクと同じような豪華な装備を搭載しています。
そのため価格は税込み756000円からと他の250ccの新車価格よりも20万円ほど高くなっています。
ただ、他のモデルとくらべると、すでに結構カスタムした状態でこの価格ですし、「出来上がったカスタム」を取り入れたいのであればある意味お買い得なバイクではないかと私は思います。
売る時にも高額になりそうな1台なので、立ちごけしなければ豪華なファーストバイクとしてIYHするのも悪くはないのかも?
まとめ
それでは、初心者向けのバイクということで、今回は取り回しや維持費の面で優れている250ccのバイクを紹介させていただきました。
今回挙げた以外にもたくさんのバイクがありますが、上の選び方にマッチするような車種であればエイヤ!と契約サインを押し、ぜひ可愛がって育てていけるといいですね。
ワクワクする1台を手に入れたのなら、さらに次のステップです。
なによりも、ライディングスキルを磨いたり、日々のメンテナンスを欠かさず、故障するようなことがあればこつこつと修理をして
「バイクと対話をしながら慣れていく」
のが何よりの醍醐味だと思います。
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