クラシックな空冷400ccネイキッドといえばゼファー。
ゼファーといったらカワサキのレプリカ時ブームが下火になった時の救世主としてカワサキの経営すらも救った往年の名車でもあります。
ただ、
この記事をお読みになられている方は、
ひとつのバイクとのお別れを検討し
買取を選択肢に入れられている事と思います。
今回は、ゼファーχ(ゼファー400χ、ゼファーカイ)の中古市場での買取金額相場・買い替え時の価値や高額で買い取ってもらうためのノウハウ、オススメの買取業者などを一通り網羅して紹介して行きますね。
また、ゼファーχの買取については下記の買取サイトが基本的に高額買取を期待でき、オススメです。
その理由については、記事の中でも紹介していきますね。
Contents
ゼファー400とχ(カイ)の価値の違いは?
まず、前提知識として、
400ccのゼファーには
2種類ある所からお話します。
- ゼファー400
- ゼファーχ(ゼファー400χとも呼ばれる)
の2車種ですね。
基本的に見た目も似ていますし、混同されているのは事実。見た目もかなり似ていますし、さほど大きな差が無いように思えます。
が、中身は全く違うバイクなんですね。
諸元にかかわるお話をすると、ゼファーのほうはいわば「前期型」のようなモデル。
2バルブで最高馬力は46ps、最大トルクは3.1kg・m。
外観の違いとしてはフォークの径が39mmとなっています。
また、
ゼファーχはいわゆる「後期型」に位置するバイクです。
最高出力は53ps、最大トルク3.6kg・m。これは単純に2バルブ→4バルブになったために高出力になっていることがわかりますね。
無印のゼファー400とχとでは、エンジン構造(厳密にいうとバルブ構造)が大きく異なります。
400のほうが2バルブに対し、χのほうは4バルブ。
点火系にはカワサキ独自規格の「K-TRIC」が採用されている上に、
- クランク、ピストン
- トランスミッション
- オイルジェットの冷却回路増設
- シリンダーヘッド上側の冷却性能強化(導風板装着)
- サスペンションの剛性UP
といった、細かい走りに関する部分も大幅に改変が加えられ、単純に「よく走り壊れにくいバイク」になっているわけですね。フロントサスも、χのほうは初期ロットを除き41ミリに変更になっている、という細かいワンポイントもあります。
性能面も大幅に向上している上、単純に年式もχのほうが新しいため中古車市場でも高額で取引されているんですね。
続いて、ゼファーの市場価値についてお話していきます。
ゼファー400χの市場価値は?買取価格は期待できる?
水冷化・排ガス規制の厳しい中で空冷の4発400ccの市場価値は高まって来ているような印象を受けますが、果たして自分のゼファーはお金になるのか?
そこは凄く気になる部分だと思いますが、
実際のところ価値はいくらになるのか?
改めて、チェックしていきましょう。
まず筆者も調べてみた上ので結論を述べるとすると、
「何かしらの手が加えてなければ」
ゼファーχは高額査定が期待できる傾向にある、と言っていいかと思います。
特にファイナル型・最終型のモリワキショート管つきのものなんかは、高いものだと100万円近くの値がつくこともあり、かつてのZⅡがそうであったかのように、徐々にプレミア化している傾向にあります。
ただ、いわゆる「族車」としてムリなカスタムをされた車種が多い車種でもありますし、「なんかある」バイクとして査定員さんも警戒しやすい車両になります。
空冷ですので、エンジンの見た目も手入れが行き届いてないと腐食も目立つ上、エンジンオイル交換を怠っている個体はカタカタ、ガチャガチャとごまかしの効かない異音も大きいですからね。
あとは、年式的にまだ若い個体が多いのも価値がUPする要因になっていますね。
前身となったゼファー400の方よりも単純に年式が若い傾向にありますし、そのぶん経年劣化も少ない。
販売終了してからまだ10年経っていないので、最終年式は綺麗なものも多いでしょうからね。
また、ゼファーχは年式によって大きくカラーリングが異なり、場合によっては人気のプレミアカラー(たとえばZⅡの火の玉ペイント風のものなど)であれば高額査定も期待できたりします。
あとは、基本的な部分として
- 走行距離が極端に延びていないこと(2万キロ以上)
- 外装の状態が悪くないこと(サビ・腐食・傷など)
- 年式がフルすぎないこと
などは高額査定の基本条件となります。
続いてゼファーχを買い叩かれずに、高額で査定してもらうために必須となる買取のノウハウについて紹介していきます。
ゼファーχを高額で売るコツとネット査定のススメ
まず、ゼファーχの特徴としては、少しでもカスタムしてあると
「過去になんか(の不正改造やヤンチャな乗り方)あった車両」
という風に見られてしまいがちだという点があります。
つまり、買取査定の際も結構慎重に見られるわけですね。
ただ、純正パーツを用意できればこの部分はクリアできますし、ご自身でどのようなカスタムがしてあるか?という部分も事前に研究できていれば高額査定も期待できます。
また、
もう一つの高額査定のポイントとしては
「安易に下取り依頼をしたり、地元のバイク屋さんに売らない」
という点を抑えておくといいですね。
下取りの場合だとそのバイク屋さんが不意に在庫を抱えることになりますし、半ば「引き取り」のような値で買い取れられてしまうこともしばしば。
まあ、バイク屋さんにまかせておけば済む話しですが、売り方一つ変えるだけで5万10万円と価格が上がるのであれば、どうでしょう?
次にバイクを購入しようがしまいが、
やはり余裕があるのは良い事です。
そこで何をすればいいのか?という話になるのですが、ここは
「ネットの買取査定サービス」
を活用するのが最も有利です。
ネットの買取業者は「バイク王」なんかはきっと耳にしたことがあると思いますが、実際に店舗を持たない運営をしているため買取にかかるコストや人件費がかなり抑えられています。
つまり余計なコストを買取査定額に上乗せしてくれることもある、というわけですね。
また、ああいった会社はバイクを買い取ることに特化しているので、値上げ交渉も積極的です。
これが地元のバイク屋にもなると、バイクを売ることがメインなので
「ああ、また在庫を抱えることになる…。」
といった背景からも買取値上げは無謀な挑戦になってしまうわけです。
では、引き続き
「どこのネット買取業者がオススメなの?」
という部分についてお話していきますね。
ゼファーχにオススメなネット買取業者は?
ネットのバイク買取業者はいくつもあるのですが、
その中でもオススメなものと「ここはちょっとイマイチだなぁ…」という両極端が存在します。
ゼファーχを買取する時にも、車種の状況によっては買取する業者を変えたほうが良い場合もありますし、単純に買取実績の多い所のほうが買取額は安定する傾向にあります(すぐに在庫をさばけるので)。
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また、高額なカスタムパーツが付いている場合には上乗せ査定してくれる業者もあるので、いまから紹介する3社をメインに無料見積もり依頼を出してみましょう。
それでは、実際に私も使ったことのある業者を紹介していきますね。
その1.バイク王
同じシリーズのゼファー1100や750はもちろん、χの買取金額も比較的安定している傾向にあり、年式や状態にもよりますが、40万円台の買取金額はキープできるでしょう。
業界No1というブランドもあるため安心して買取査定に出せますし、最近ではサービスもどんどん良くなっていて
- バイク買い替えをバイク王経由で手続きすれば最大3万円キャッシュバック
- 買取車種によってはキャンペーンで上乗せ査定
などなどの、バイク屋の下取りではなかなか無い豪華なキャンペーンを実施していることもあります。
どの業者よりも買取相場は比較的安定している&全国対応しているため、迷ったらとりあえずバイク王へGo!です。
無料見積もりはこちらのバイク王公式サイトからどうぞ。
→ バイク王
その2.バイクブロス
「できるだけ時短で、最高額の買取金額を出したい」
という場合にはオススメの業者です。
こちらの会社のサービスは特殊で、「一括見積」というサービスを活用してのバイク買取が行われます。
どういう事かというと、あなたのお住いのエリアにある買取業者何件かに一挙に買取見積もりをとり、その中から最高額を選ぶことができる、といったもの。
バイク王の査定を活用してもいいですが、こちらと合わせて無料見積もりを実施することで、場合によってはこちらのほうが高額になる場合もありますね。
また、お店のなかには「ゼファー専門店」などももちろん含まれるでしょうから、そういう穴場のショップが買取に加わった場合には高額査定も期待できるでしょう。
バイクブロスへ無料見積り依頼をする場合には、下記の公式サイトからどうぞ。
その3.バイクワン
こちらはなんと「カスタムパーツも高額で査定してくれる」といった特徴のある買取業者です。
ゼファーの場合、マフラーもフルノーマルで乗られている方は少ないと思いますし、有名どころのフルエキやスリップオンを付けている方もいらっしゃると思います。
また、リアサスをいいものに変更したり…という場合もあるでしょうし、ビキニカウルを装着された方もいるのではないのでしょうか?
そんな時にオススメなのがこちらのバイクワンですね。
カスタムパーツで、しっかりと市場価値のあるものは上乗せで高額査定してくれるのは、バイク王でもバイクブロスでもなくこのバイクワンになります。
カスタムパーツを取り外してバラで売るのもいいですが、バイクワンで高額査定してくれる場合もありますので、まずは見積もり時にカスタムパーツ装着状況などを伝え、見積もりを出していただくことをオススメします。
バイクワン公式サイトの無料見積もり依頼はこちらからアクセスできます。
買取価格の相場はおいくら?
さて、最期はゼファーχの買取相場価格について紹介していきましょう!
やはり、結論から言うとゼファーχの中古車は、
「なんかある(あった)車両」
だと思われていますので、そのまま金額に反映されやすい車種でもあるでしょう。
先入観だけで考えるのは良くないと筆者も思うのですが、何かしらの手が加えられた、いわゆる「族車」でもあるため、何かカスタムをしてあるだけで値が落ちてしまうリスクは存在します。
おそらくあなたが購入した時に、すでに格安で販売されていたものや、燃調のあっていないキャブとフルエキの組み合わせの車両であった場合など(アフターファイヤーがパンパン など)には純正に戻してから査定を受けたほうが良かったりします。
まあ、「なんかある車両」という先入観は査定のお兄さんも思っているでしょうからね…。
カスタムパーツは査定対象であれば、
車体から取り外した状態で販売するか
ヤフオク等に出品する方法もオススメですね。
ただ、その分ノーマル車両で程度の良いものであれば、非常に高額査定が期待できるのもまたゼファー400χの魅力である、といえるでしょう。
さて、一通り業界平均の買取相場をチェックしてみた所、高額査定の事例をチェックしてみると
「バイクブロス経由の買取で69万円」
という金額が出ており、この車両の特徴をチェックしてみると2009年式とやはり後期型であり、カラーはオレンジ(火の玉カラーというやつですね)、走行距離はメーター交換のためか「不明」とありますが、査定員さんがエンジンをかけて、空冷エンジンで調子の悪さを見破れない訳がないと思うので走行もそこまで多くない車両のように思えます。
また、バイク王の買取査定額の事例は、さすが業界最大手ということもあり事例が結構豊富にありましたよ。
参考までに、年式や走行距離とカラー、金額をチェックしてみると
- 2005年の5000~1万キロ 茶 45万円
- 2008年の5000~1万キロ 黒 41万円
- 2000年の15000~2万キロ 青 30万円
という結果になっているようです。
また、やはりファイナルエディション(最終型)の相場は年式の新しさ・カラーリングが旧車Z系で定番の「火の玉カラー」のため相場は高騰している傾向にありますね。
なお、参考程度に最も安い買取事例を参考にすると1996年式で3万~5万キロ以内の車両で11万円という査定額が出ています。
年式が古いのも査定額が落ちる要因となっているようですが、事故車ともなればこれぐらいの金額になってしまう、という例でもあるでしょうね。
(※ただ、このあたりは実際に査定に出さなければ不明な部分もあります。まずはネットの無料見積もりから活用し、備考欄などでカスタム状況を報告した上で査定に申し込んでみましょう。)
まとめ
それではゼファー400χの買取相場についてでした!
結論をまとめると、やはり年式は最終型になればなるほど、新しいものでカスタムがされていないものほど高額になる傾向にあります。
また、定番カスタムであればショート管・特注シートやカスタムリアサスなどがあれば上乗せ査定も期待できる車両ですので、いちど無料査定見積もりに出してみる価値はあるでしょう。
その際には、
純正のパーツも用意できたほうが高額査定の交渉にも有利ですので、できれば用意しておくといいですね。
それでは、一度買取サイトにて無料見積もりをした上で高額査定していただくとしましょう。
あなたのゼファーχが高く売れますように!
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